原口一博議員の問題ツイートに関して。

問題のツイートはこちら

このツイートに対して批判が殺到するとツイ消しをして、謝罪ツイートをしてます。

これを読むと、ツイ消ししたのは、

サーベイするツィートの中の一部に特定商品の宣伝と思われる部分がありました。
とのこと。

よくわかりませんね。

このツイートの問題は、
treated water(処理された水)
と表記すべきところを
Nuclear sewage(核下水)と表記したこと。
まだ排出していないのに、排出されたと表記したこと

本来風評被害を払拭する立場の、日本の国会議員がわざわざ英語で海外に向けて間違った情報を拡散させた。
という点だと思うわけです。

すると、しばらくして、これらについて、原口一博議員は釈明をnoteにまとめました。
それがこちらのリンクです。

https://note.com/haraguchikazu/n/n0ecab52f2853

ひとつづつ見ていきましょう。

その1
【私が当該ツィートを削除したのは、ご指摘があり、広告だと思って読み飛ばしていた部分にも本文が続いていて、そこには私の知識では、確証を持てないことが書いてあったからでございます。】
さっきの説明と異なってますね。
最初の謝罪ツイートは、一部に特定の広告が記載されていたから、削除した。
と言っているのに、ここでは

広告だと思って読み飛ばしていた部分にも本文が続いていて、そこには私の知識では、確証を持てないことが書いてあったから。
と、確証が持てないことが書いてあったから削除した。
となってます。
どちらが本当なのでしょうか。
おそらく本文中にある、フルボ酸のことであるとおもいますが、私には取ってつけたような理由だと感じました。

その2
リンク先の本文について
私なりに翻訳してみました。
全文は以下の通り

タイトル
日本は核下水を海に排出しました。
どうすれば、放射性の被害から身を守ることができるのでしょうか。

本文

本日、日本政府は福島原発の原発廃水を海洋に排出することを公式に決定しました。123万トン以上の原発廃水が海洋に排出されます。これは、地球の海洋生態学的環境に影響を与えるだけでなく、人体に致命的な脅威をもたらします。 海洋生物は、環境から放射性元素を吸収・蓄積し、代謝を通じて、放射性元素のキャリアや普及剤になることができます。原発排水によって汚染された地域では、海洋生物は食物連鎖を通じて人間に広がる移動または漂流することによって、汚染されていない海域に汚染物質をもたらすことができる
では、核汚染から身を守るためにはどうすべきか。
 
早くも1960年代、イタリアは重金属と放射性元素のフルボ酸の融合と排泄に関する研究を行った。研究結果は、フルボ酸が融合し、重金属元素の99%を排泄できることを示しました。米国は1964年から1968年にかけてフルボ酸を用いた重金属のキレートに関する一連の実験を行い、実験結果は、フルボ酸による重金属および放射性元素の除去率が98%を超えることを示した。
フルボ酸は現在知られている最高の電解質です。研究は、フルボ酸が細胞代謝に重要な役割を果たしていることを発見しました, 細胞の不均衡と細胞再生を補正.
フルボ酸は、鉛、水銀、クロム、カドミウム、ウランおよび他の有毒重金属を排除するために、人体のすべての一価および二価金属をキレートすることができます。フルボ酸は、使用できる化合物にそれらを代謝したり、廃棄物としてそれらを排除します。.変換できない場合、フルボ酸は除草剤、放射性元素、有毒金属などの汚染物質を、これらの物質と組み合わせて体内から洗い流すことによって除去します。
フルボ酸は、肝臓代謝を促進し、肝機能のバランスを維持し、肝臓の解毒機能を高め、免疫力と抗癌能力を高め、身体の免疫系を再構築し、癌細胞の増殖を阻害する。
フルボ酸を取ることは、人々の精神状態を改善し、悪い感情を取り除くことができます.
したがって、フルボ酸は、私たちの体の免疫を改善し、核汚染や放射性毒素に抵抗するために私たちの毎日の保護として使用することができます。
となっております。
以上

この記事をふまえたうえで、原口議員の、主張を見ていきます。

その3
核下水と原発排水について
原口議員の言ってることをまとめると、
タイトルでは、Nuclear sewage(核下水)と、言っているが、本文ではnuclear waste water (原発排水)といっている。

まだ排出していないのに、排出されたと表記したことと指摘されている点については

「今回、タンクの水を既に海洋投棄した」とこの記載の書き手であるDoris Brownさんが言っていると誤解されているのではないか?
しかし、本文を読めば
この文章
(本日、日本政府は福島原発の原発廃水を海洋に排出することを公式に決定しました。)もあり、
2011年以来のことと
今回の決定を分けて書いてある事は明白なのではないでしょうか?
と言っています。

これについては、確かに分けて書かれていますが、それは文中の表現が違うだけで、異なるものだとはっきりとかいてません。
更にいうとサムネで処理水の到達期間が図示されており、表記が過去の核下水のことであれば、到達期間を載せる必要がないわけです。

逆に本文では核下水という言葉が現れず、タイトルミスリードだと思わざるを得ないです。
福島県の方や、漁業関係者のかたは、どちらとも受け取れるような内容を、国会議員がつぶやき、異なる形で拡がってしまう、風評被害を恐れているわけです。
それを、
よく読めばわかります。
というだけで、済む問題ではないと、私は思います。
そもそも、これから風評被害を減らそうと言っている中で、なぜ、このタイミングで、核下水という言葉を使ってツイートしたのか甚だ疑問でしかありません。

まとめ
原口議員は、おそらく、フルボ酸については、確信が持てないことであるが、書いてある記事は別に問題ではないと感じているようです。
それを表すように、問題ツイートを削除してから、他のツイートをしており、謝罪ツイートをするまで、時間がかかってます。
しかし、風評被害というものは、こういうところからも拡がってしまうものです。
さらに、かなりのスピードで広がってしまう。
これから、風評被害をどれだけ減らすかということが、福島県をはじめとする、漁業関係者の大きな壁であるのにもかかわらず、日本の国会議員が、英語で、それを助長するようなツイートをするのはやはりよろしくないわけです。
風評被害は、震源を見つけるのは非常に困難であり、一度広がると、収集がつかなくなります。
その点をよく自覚して、きちんと謝罪すべきだとおもいます。

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