見出し画像

メディアをやりながらGoogleのBERTさんについて考える

タイトルの画像は、単に好きな漫画がクライマックスに向かっているので、作っただけです。

さて、本題です。

半年、業務でメディアに触れる機会を頂き、今回、BERTさん(完全自分オリジナル呼称)について考える機会が多かったので、それを記事にしてみようと思いブログに書き込んでみました。

どうも。あしたのチームのデザイン事業部のUIデザイナー 兼 UXリサーチャー の清水です。

何故、このUIデザイナー 兼 UXリサーチャー の自分がメディアに関わらせて頂いているかというと、基幹のwordpressに多少慣れているということがあります。

が、それ以上の主な理由ですが、「サイトの離脱率やセッションの数字を見て改善する為」です。

このサイト内の検証・改善の方法については以前記事にしたのでよかったらご覧ください。

話を本題に再び戻しますが、この通称BERTさん(以下より敬称略)は、端的に言うと「文章内の文脈を理解する技術の一種」で、今年12月10日に検索エンジンに採用したと発表があったものです。
※と、この記事を書いていたところ、海外のみの導入が、既に日本にも導入されていたことを知ったのは秘密です。

このBERTですが、あのgoogleをして「過去5年間で最大の飛躍です」と言い放つぐらいの大幅なアップデートで、googleが 10/25 に開かれた説明会では「縁石のない丘に駐車」を例にとり、この特徴を説明しています。

が、やはりそこはgoogle。

とても欧米ライクな例えなので、もっと我々に身近なもので例えてみましょう。

BERTの凄さを例える

このBERTがある前に「白髪でも素敵ではないおじさん」と検索すると、「白髪」「おじさん」の画像が多数出てきます。

ですが、このBERTにより「素敵ではないおじさん」というおじさんにかかる「否定」が分かり、「ではないおじさん」の文脈が理解できるようになりました(はずです)。

こんな感じです。

白髪のおじさん

BERT最大の特徴とは、文章における「文脈を理解できること」

この最大の特徴は、以下が分かりやすかったので、興味ある方は是非参照ください。

このBERTが理解できたところで、色々と出てきそうな弊害を想像してみました。

誤字は非常にヤバくなる

誤字があると文脈がそもそも理解できないので、SEO対策の評価の歯牙にもかからず一発アウト。

キュレーションメディア・・・・淘汰されてしまう説

今でも現にですが、やはり淘汰されていってしまうのでしょうか・・・。
調べ物があるとNEVERまとめなど、いまだ、自分は結構お世話になっているのですが・・。どうなんでしょう。

昔のクエリを埋め込みまくる手法・・・物量作戦屠る

やたらにクエリを多数入れる手法など、5〜6年前のBOOKOFFで売ってるSEOのハウツー本の手法は一様に屠りそうです。

文章力がないと太刀打ちできなくなる

今も現にそうでしょうが、タイトルと文章の不一致や「検索して実際その記事を見たら、内容があやふやでチンプンカンプン」はアウト。

最後に

白髪のおじさん

とまぁ、締め括りにもうBERTの例えの画像で締めたいと思います。

この技術の革新で、「人間が機械(技術)を監視・評価する」という時代から徐々に「機械(技術)が人間を監視・評価する」という時代に刻々と変わっていると、この技術を見ていて思っています。

悲観的な話ではなく、公正で平等な評価という部分でポジティブな受け取り方をしている一方、数値の検証に加え、この内容の整合性も人がきちんと適正にチェックができるようにならなければいけないと思っています。

そんなこんなであしたのチームのデザイン事業部では、引き続き仲間を募集中です。


UIデザイン以外にも、UX、ブランディング、各種クリエイティブに携わり、いろんなことやれます。かつ、裁量も大きいので楽しいと思います。興味のある方はぜひ。

このテーマをゴリゴリいじって遊ぼうかなと、私的な購入を検討中の清水でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?