見出し画像

東京でもない、横浜でもない、川崎のパブリックアート5選

こんにちは。@ARTです。
東京と横浜の間にある川崎市のパブリックアートの紹介です。川崎というと工業地帯であったことから、あまり文化的なイメージが薄いかもしれません。しかし、川崎市は海側から山側まで結構広い市で、街の歴史をもとにした作品が設置されています。そんな広い川崎市から5作品を紹介します!

【川崎】鴻池朋子 / コンツェルト エンジェル、マザー フォレスト

鴻池朋子 / コンツェルト エンジェル、マザー フォレスト

様々なメディア、手法で芸術の価値の問い直しを続けるアーティスト、鴻池朋子。川崎駅西口に建つオフィス棟とコンサートホールの複合施設、ミューザ川崎前にある作品です。シンフォニーホールで演奏される音楽をイメージして制作され、アートワーク全体のテーマでもある「音楽」を象徴してます。
白い有機的な造形の彫刻は、座ることによって完成する彫刻ということです。
鴻池朋子 / コンツェルト エンジェル、マザー フォレスト

【川崎】土屋公雄 / 記憶の風景

土屋公雄 / 記憶の風景

同じくミューザ川崎にある作品です。1914年、東京駅レンガ駅舎と同時に建てられた川崎駅西口の赤レンガ倉庫(旧国鉄の変電所)のファサードを再現した作品です。
建物屋根の稜線と、床の影の縁に建物の由来、歴史のテキストを記し、訪れた人々に川崎という土地の記憶をそっと語りかけています。屋根や窓の傾きは、地下から記憶が湧きあがってくることをイメージしているといいます。
土屋公雄 / 記憶の風景

【武蔵小杉】鈴木尚和 / 家族の絆

鈴木尚和 / 家族の絆

変貌著しい武蔵小杉駅前のバスターミナルに設置された作品です。
歯車やネジのような形状が、この付近にあった工場への記憶を継いでいます。
鈴木尚和 / 家族の絆

【武蔵小杉】北村西望 / 健康美

北村西望 / 健康美

川崎フロンターレのホームグラウンド、等々力競技場入り口にある作品です。タイトル通り、実に健康的な鍛えられた男性像です。北村西望氏は長崎の平和の像を手がけた彫刻家で、平和をテーマとした作品を多く残しました。
北村西望 / 健康美

【二子新地】岡本太郎 / 岡本かの子文学碑 誇り

岡本太郎 / 岡本かの子文学碑 誇り

芸術家・岡本太郎は実は川崎市出身でした。現在の高津区二子に生まれ、幼少期を過ごしたいうことです。母であり歌人・小説家の岡本かの子の、文学碑がその生地である高津区にあります。
そして、台座は建築家・丹下健三、石碑は思想家の亀井勝一郎の文を、小説家の川端康成が直筆で手掛けるなど、分野を超えた豪華なコラボレーションとなっています。
岡本太郎 / 岡本かの子文学碑 誇り

@ARTでは全国のパブリックアート散策が捗る「パブリックアートマップ」も公開しています。こちらも併せてご活用ください。

Public Art Map



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?