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1年でデータ分析、エンジニアアルバイトが19人にまで増えた軌跡(その2 続々アルバイト入社編)

1年でアルバイトが19人になっていったという前回の続きです。

一人目入社

前回書きましたが、ハッカソンの優勝チームのFくんが5月にアルバイト第1号として入社してくれました。アルバイトで来てもらうということ自体準備をしていませんでしたので、まったく受け入れ態勢がありませんでした。
(入社までのバタバタは前回の記事をご参照ください)

何をしてもらおうかというのは、大きな問題でした。これまで接したことがない理系学生の方々に当社を知ってもらうことを目的にしているので、とりあえず時間つぶしの雑用なんてさせられません。(偉い人=専務からもきつく言われています)
当社のことをわかってもらう為の機会ですから、ハッカソンのテーマだったアルゴリズム作成を本当のデータを使ってブラッシュアップしてもらうことにしました。

やってもらうことが決まっても、
 ・どこに座ってもらうの?
 ・データベースにつながった専用端末がいるから
  どこでもいいわけじゃないよ
 ・社員が分析に使ってない時に使ってもらうおうか
 ・社員は分析レポート書くときは、どっか別のところに行ってもらおう
という感じでFくんに座ってもらう席を確保。

当社は、データ分析にSAS Instituteの製品をつかっていますので、基本的な操作を説明して、データベースにアクセスしてもらえるようにしました。
操作に関しては、ほとんど質問もなく説明が終わりましたが、
「Python使えないんですか?」と。

やっぱりそうですよね。やっぱりそういう質問来ますよね。
社員のほとんどはコードを書いたりしませんので、Pythonを使いたいというニーズがありませんでした。
SASのツールは、コードを書くこともできますが、GUIでマウスだけでも操作ができますので、文系社員が多いのでほぼマウスで完結です。

というようなことが理由なのかわかりませんが、Fくん、次第にデータ分析やアルゴリズム作成の意欲が低下・・・していたと思います。(聞いたことはないですが)

で、どうなったか。
『開発やしましょうよ!』と。

今回は、アルバイト紹介なので、開発を始める話しは、別の機会に書きます。長くなりましたが、アルバイト第1号Fくんの入社後紹介。

大学生協に募集を出してみた

(偉い人=専務がいっぱいアルバイト増やしてよというので)会社見学に来ていた時に、Fくんに相談をしていたら、大学生協のHPに募集を出したらいいと教えてもらいました。

早速、学生だけがアクセスできるアルバイト募集のサイトを見せてもらいました。生協のHPを見るとアルバイトのコーナーに、ちゃんと企業用の案内が載っていました。

  ・2週間で5000円(税別)
  ・特に難しい登録もない
  ・時給の目安の表があるのでそれ以上の時給にすればいい
  ・とりあえず、データ分析・システム開発と書いてみる
  ・で、採用課長にパス

実際の手続きは、これまでいろいろ助けてくれている、採用課長に「偉い人=専務が言っている」と言って、すぐに手続きをしてもらうようにお願いしました。すぐ動いてくれた!

掲載したら、えっ、まじで!?

ダメ元というか、まったく期待をしていなかったのですが、1日か2日で、2,3人から応募・問い合わせのメールが来ました。その後も、問い合わせがあり、9名の方が生協募集でアルバイト入社いただきました。(応募は12名ほどいただきました)
5月、6月は応募いただいた方への説明ばかりしていた感じです。
今となっては、誰が、いつメールを送ってきていただいたか、定かではありませんので、入社日順に紹介します。

二人目以降はどんな人が来てくれたのか


◆2人目のアルバイト
生協への募集で最初の方は、宇宙線の研究をしているという理学部の5回生の方です。5回生って何だろう?
毎年8月に大学院の入学試験があるようですが、前年の院試に残念ながら合格できず、学部を卒業せず、休学で院浪しているとのこと。 
  ・宇宙線ってなに?
  ・宇宙にかかわる仕事をしたいって人と初めて話した
  ・下宿で院浪なんだ親御さんも大変だなあ
  ・院浪しているのにアルバイトなんてしてていいの?
などいろいろ新鮮な感じで話しをしながら、入社いただきました。
(アルバイトに来ていただきながら、次の院試は見事合格で、今年から大学院生になりました)

◆3人目のアルバイト
3人目の方は、ハッカソンでも、生協でも、紹介でもなく、急に来ました。偉い人=専務からのメールで、「アルバイトしたそうな子がいたから連絡しておいて」と。よくわかりませんが、知り合いの子かな?くらいに思っていました。
よくよく聞いてみると、偉い人=専務の行きつけの店で黒服のアルバイトをしている学生に声をかけたようです。

夜の祇園より、うちで働きなよ

と誘ったようです。
連絡しておくようにとのことなので、さっそくメールを送ったら、来ました。本当に面接に来ました。
農学部の2回生の方でした。
データ分析も、システム開発も特に興味があるわけじゃないけど、せっかく声をかけてもらったから、来てみましたという感じでした。
で、「やってみます!」ということで、3人目の入社です。

◆4人目のアルバイト
4人目の方は、1人目のFくんの紹介でした。
データ分析は特に興味があるわけじゃないけど、やってみてもいいです。システム開発は、リモートでアルバイトをいろいろしています、という感じでした。
印象としては、物静かな感じでしたので、おとなしい感じの人かなと思っていましたが、そんなこともなく、
CBR400に乗ってきています。いつもちゃんとプロテクターをしているので、聞いてみると買って一週間でスピード出しすぎて事故ったという、スピード狂の方でした。
フロントエンド、サーバーサイド、iOSアプリなど、幅広く対応できるオールラウンダーでした。

◆5人目のアルバイト
5人目の方は、生協の募集で応募いただきました。
応募のメールがやたら長く、これまでの経歴が書いていたり、いろいろリンクが貼っていました。

何この人、うちになにしにくるの?

というのが第一印象です。
  ・大手企業の学内ラボに所属してた
  ・ヨーロッパの何とか工科大学に留学していた
  ・機械学習、強化学習をやっている
  ・何かのインタビュー記事のリンクが貼っている
  ・いろんなプログラム言語の経験
  ・英語とフランス語OK、ロシア語もかじっている
  ・ツイッターのフォロワーが8千人以上(今は1万人超えている)
  ・理学部の4回生で、専門は生物系
とか、いろいろメールに書いていた。
何が望みで、当社のアルバイトに応募してきたんだろう???
謎でした。
面接しました。謎です。
いろいろ謎の多い方です。結局、入社してくださいました。
面白く、パワフルで、専門性が高く、変わった方でした。
3月で卒業し、就職のために東京に行きましたが、2019年6月から2020年2月まで本当にいろいろやってくれました。
開発体制の基礎的な形を作ってくれました。

でも、ほんとうに不思議な方でした。

5月に入社いただいたのが、以上の5名でした。
まだ、5名の紹介ですが、また長くなったので、アルバイト紹介は次回に続きます。

大学生は肉がお好き?

アルバイトの方が入社してきてくれて、応募もびっくりするほど続いていたそんな時に、偉い人=専務の一言。

肉食べさせてあげてよ

はい?なんでしょう?
大学生は肉が好きなんだから、毎月食べさせてあげて。喜ぶから。
と。

えっ?そうですか?
そんな単純ですか?

聞いてみました、
みんななにか食べに行こうか?
なにがいい?

肉、肉、焼肉、肉がいいです!

。。。ほんまや( ´∀` )、よろこんだはる。

で、とりあえず、第一回目の「肉の会」開催しました。
界隈で有名な焼肉チェーン本店のVIPルームで。

予算のないまま6月初旬に決行。事後で予算をもらいにほうぼうの部署に。
どこに行っても怒られます。予算ないまましたのも、怒られますが、
高すぎるといって、さらに怒りを買いました。

でも、みんな喜んでくれました。

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真ん中のお星さまが、偉い人=専務です。前回の記事にも登場したカボチャとタコがしれっと偉い人=専務と勝手に肩を組んでる( ´∀` )。
カボチャがアルバイト第1号のFくん。タコはアルバイトもしてないけどなぜか参加。ネコがアルバイトの学生さんたちです。

2回目は、7月に決行。前回のように予算の無いまま決行はまずいと思い、予算を人事部にもらっていきました。
翌日、領収書を人事に見せると前回以上に怒られました。
予算額無視、さらに高すぎる。もう、予算やらん、、、と。

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焼肉の次は、ステーキレストランです。ゴロゴロ肉がのっていますが、高級ステーキです。
大学生、さすがに食べます。びっくりします。
みんな喜んでくれたからよかった。(前回にも増していろんな部署からにらまれる結果になりましたが)

肉の会以外もいろいろ行きましたので、別の機会に書けたら書いていきたいと思います。(テックブログと関係ないやん( ´∀` ))

番外

会議の時に、一番偉い人=社長が私の上司の役員に、

「エレベーターで、Tシャツで、草履の人がいたけど、これがあの京大生の子かと思ったので、黙って温かい目で見ていたよ

と言っていたと(笑)

一番偉い人=社長も京大生が会社にいっぱい来てくれて、喜んでくれてる(^^♪


今回でアルバイト19名の紹介を完了しようとおもいましたが、全然終わりませんでした。
次回は、サクッといきたいと思います。
アルバイト紹介が終われば、少しテックブログっぽいことをかければなと思っています。

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