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三者面談で話すこと【中学1~3年必見】学年別に要点解説!

こんにちは!家庭教師のあすなろ学習サポート係の木村です。

今年はコロナ休校があった影響で、高校受験の心配をされている保護者の方が例年以上に多いんです。「高校見学も満足にできなかった・・・」という中3生の声も聞きますが、それでも現実問題、進路を考えなくてはならない時期ですよね。

特に進路を決める1つの区切りとなるのが、11月~12月に開かれる三者面談です。中3生にとっては“受験校を決める”重要な場となります。

ついこのまえ休校が明けた感覚ですが、気づけば三者面談まで残り三ヶ月を切っているんですよね。そこで今回は、間近に迫った三者面談でどんなことを話すのか、そしてなにを準備すればいいのかを、簡潔にまとめてお話ししたいと思います。

1.三者面談ではなにを話す?学年別に解説

■中学1年生
中学1年生は、受験や進路の話はほとんどなく、ふだんの授業や生活の話が中心です。お子さんが家であまり学校のことを話さないご家庭にとっては、先生から学校での様子を聞ける良いチャンスです。また保護者の方から家庭での様子を伝えることで、先生と情報の共有ができ、関係づくりができます。

【先生から話されること】
・定期テストの成績
・ふだんの授業態度
・宿題や提出物の状況
・部活や委員会での活動
・行事参加のようす
・友だちとの過ごし方

【ご家庭から話すこと】
・家庭での勉強のようす
・勉強面で心配なこと
・今学期の反省点と次学期の目標

【先生に聞くと良いこと】
・苦手科目の勉強方法
・高校受験に向けた大まかなスケジュール


■中学2年生
中学2年生の三者面談の内容はほとんど中1と変わらず、具体的な志望校について話すことは少ないです。しかし「卒業後の進路はどう考えていますか?」と軽く触れたり、「このままの成績だと◯◯◯高校くらいしか行けないかもしれない」など、警告の意味も込めてアドバイスしたりする先生もいるようです。

また、中2は部活動が本格的になる、勉強の“中だるみ”が起きるなど、成績が下がりやすい学年ですよね。成績下降を食い止めるためにも、家庭学習の勉強の進め方や時間の取り方など、この機会に先生に相談するのも良いでしょう。

【先生から話されること】
・中1の「先生から話されること」参照
・今の時点で進路をどう考えているか

【ご家庭から話すこと】
・中1の「ご家庭から話すこと」参照

【先生に聞くと良いこと】
・家庭学習の取り組み方
・高校受験の準備をいつから、どのように進めていくか

■中学3年生
中学3年生になると、1学期の三者面談から具体的な進路の話が始まります。そして2学期(11~12月)に行われる三者面談では、いよいよ最終的な受験校の決定となります!お子さんの高校3年間を決める重要な局面ですので、事前の準備をしっかりして挑みましょう。

受験校については、模試の成績(偏差値)や内申点を基準にして「実力相応校」や「安全校」といったラインを決めていくことが多いようです。学校によっては先生のほうから「◯◯高校はどうですか?」と勧められることもあるようですが、三者面談ではお子さん本人の強い意志を伝えることが何より大切です。

三者面談の場でスムーズに受験校を決めるためにも、あらかじめ保護者の方とお子さんの間でじっくり時間をとり、考えをひとつにまとめておきましょう(^^)

【ご家庭から話すこと】
・希望の受験校(第1~第3志望くらいまで)

【先生から話されること】
・受験校の合格可能性について
・受験校の変更や追加の提案

【先生に聞くと良いこと】
・入試システムの疑問点
・私立高校の費用や奨学金についての疑問点
・受験校の評判

※ここまで挙げた項目はあくまでも一例です。これらを面談ですべて話すわけではありません。


2.先生と話すとき、コレだけは注意!

先生の前で「家ではゲームばっかりでだらしなくて…」「こんなに成績が悪くて恥ずかしいです」など、お子さんの良くない部分ばかりに焦点を当てて先生に話すのは絶対NGです。この言葉でお子さんのやる気や自信を無くすことはあっても、今日からちゃんとしなきゃ!と行動を改める子はいません。

特に思春期の中学生はデリケートなので、先生や保護者の方の前で恥ずかしい姿を見せたくないと思う子も多いです。

「もっと本人が自覚を持って、まじめに勉強に向き合ってほしい!」と思うお気持ちはもっともですが、三者面談では悪いところを深堀りするよりも“これからどうしていくか”という、先のことに焦点を当てて話すと有意義な時間になります。


3.【中3編】三者面談の事前準備

三者面談は先生と情報共有できる数少ない機会なので、たくさん話したいことや聞きたいことが出てくるかもしれません。ですが、面談の持ち時間はだいたい10~20分ほどと決められており、非常に短いです。

あれこれ話しているとアッという間に時間切れになり、「本当に話したかった本題がおざなりになってしまった・・・」なんてことになりかねません。短い面談の時間をムダにしないために、事前に考えておくと良いことをこれから紹介します。


・受験校の情報集め
これから参加できる入試説明会や個別相談会には積極的に参加し、お子さんが「ここに行きたい」と思えるポイントをどんどん見つけましょう。志望動機が出来ることで勉強のモチベーションも上がります。

また実力テストや模試を見返して現状の実力を確認するのも忘れずに。その上で受験校は2~3校ほどピックアップしましょう。お子さんに将来の夢がある場合は、大学や専門学校といった先の進路を考えたときに「その高校が最適かどうか?」という視点も持ってみてください。

・受験までの流れをまとめておく
入試本番までには、願書提出→志願変更→学力検査→合格発表など一連の流れがあります。この流れについて、具体的な日程を調べて(私立併願する場合は併願校の日程も確認)紙やメモにまとめましょう。一連の流れを把握しておくことで保護者の方も心構えができますし、三者面談の場で先生に聞いておきたい疑問点が出ることもあるのでおすすめです。

・お子さんとの考えのすり合わせ
なんと言ってもこれが一番重要です!具体的な受験校を決めるのはもちろんのこと、その高校で頑張りたいことや、どんな学校生活を送りたいかをじっくり聞いてあげてください。保護者の方とお子さんの間でしっかり考えがまとまっていると三者面談はスムーズに運びます。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございます。三者面談は、お子さんと保護者の方が主役です。一年後、二年後、三年後・・・と考えていったときに、今お子さんにとってベストな選択ができるように。先生の力をうまく借りるつもりで、主体的に挑んでくださいね。

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