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今必要なのは感謝の想い

今、日本だけでなく世界中で新型コロナウイルスの脅威が広がっていますね。
連日流されるニュースを見ていると、だんだんと気持ちが落ちていって、不安や恐怖が増している方々もいるのではないでしょうか。

でも誤解を恐れず感じたことを書かせていただくと、必ずしも悪いことばかりではなく、むしろこの機会をチャンスに変えていけたらと思うんです。

外出制限が出て、多くの人たちは息苦しい思いをしているかもしれません。
これまで当たり前だと思っていた日々の暮らしがどれだけ幸せだったかと気づかされます。

私は9年前の東日本大震災のときを思い出します。
あのとき、私の住んでいる地域では計画停電があり、一定時間電気が止まりました。
テレビは見られず、ネットも使えず、暖房も使えなかったので、布団の中でくるまっているしかありませんでした。
あのとき、電気のありがたさを身に染みて感じました。

今回のように外出制限されるのは私も生まれて初めてのことで、どうなるんだろうと思いました。
でも不便は一切感じていません。
必要なライフラインは整っているし、食料品の流通もあります。
買い物や散歩は禁止されていません。
今はSNSも充実していて、コンテンツも無限にあります。
この機会にたくさん本を読むのもいいし、家で新しいことをやってみるのもいいかもしれません。
自分の気持ちと工夫次第でいくらでも楽しむことはできます。

ないものを求めなくても、今あるものに感謝して、自分で楽しもうとする気持ちがとても大事だなと思います。
遊びに行けない、暇で仕方ないと嘆く気持ちもわからないではないですが、自分で気持ちを下げてしまうのはもったいないです。

私たちは今の平和でありがたい状況に慣れすぎて、感謝することを忘れてしまっているように思います。
日常が失われていく今だからこそ、もう一度感謝の気持ちを取り戻す機会を与えられているのではないでしょうか。
そしてこのウイルスが世界中に広がっていることを考えると、国や人種や貧富の差、年齢性別関係なく、みんなが助け合って乗り越えていくときだと思うのです。

誰かを排除したり、人を批判したりしたりするのではなく、私たちが人としてどうあるべきかを問われているように思います。
こうしている間にも、医療従事者は命をかけて患者さんを救おうとしてくださっています。
食料品や日用品を扱うお店、宅配業者、他にもさまざまなお仕事に携わる方々ががんばってくださっています。

私たちは常に運命共同体で、お互いに影響し合っている存在だと思います。
直接触れ合うことは叶わなくても、常に感謝の思いを出し続けることは大事です。思いもエネルギーですから、私たち一人ひとりの思いがどの方向にいくのかがとても大事です。
不安や恐怖より愛や感謝の想いが勝っていけば、ウイルスの拡大に終わりが見えるような気がするのです。

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