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月見パイが美味しくて、秋。

月見パイが美味しい。先週の今頃は去り行く夏に嫉妬と悔しさを抱いていたのに、カレンダーもめくり忘れたままなのに、吹く風は気がついたら秋色。そんな季節の流れに、想像よりもずっと適応している自分にびっくりしている。秋は空気が澄んでいて、明るい星もないから月が綺麗な季節。夏目漱石を恨む。

月を見上げる。ふと溢れそうになる「綺麗だね、」を心にしまう。特別な人に特別な感情を伝える意味を内包するこの言葉が、ただの空に浮かぶ特別な光だけに対する賛美になりますように。夜とは思えない空の明るさと、それに照らされる隣の人の横顔。1週間前とは明らかに異なる風は、未練も残さず、秋。

流れ行く季節、巡る季節の折々を大切にしたいですね。

連想ゲームのネタにしますね。