【万葉集】しるしなき~

大伴旅人の歌

しるしなき ものを思はずは
一杯の 濁れる酒を 飲むべくあるらし   ~大伴旅人~

考えてもどうにもならないことを考え続けているくらいなら、
一杯の濁り酒でも飲んでいる方が良い。

現代と比較すると

「お酒に逃げる」という言葉がありますが、
たまにはいいですよね。

お酒なんて飲まずに、とにかく頑張らなきゃいけないときも
もちろんあると思います。

ただ、夜遅くまで仕事をしているけれどそれでも終わらないとき、
「遅くまでやっていても頭が働かないし、今日はお酒でも飲もう」
と駆け足で退社したことはないでしょうか。

現実逃避と思われるかもしれませんが、
気分転換をする方法はひとそれぞれで、それが晩酌することでも
何ら問題はないはずです。

飲む量を誤ってしまうと、後々後悔することもありますけどね。

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