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肌に優しく柔らかい、自由にかたちを変える「本錫」のブレスレット

奈良時代から高貴な素材として重用されてきた「本錫」のユニークさに注目。清潔で肌に優しい、自由にカタチを変えられる不思議な金属で作ったブレスレットとリング。

▶️ tin breath

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「スズ(錫)」という素材をご存知でしょうか。日本では奈良時代に茶器と共にもたらされたという記録があり、正倉院の中にもこの「スズ」製の宝物が存在しています。

酸化や腐食に強いことから、錆びない、朽ちない金属として、ながらく特権階級の人々だけが使うことのできる高級な酒器や茶器、飲食器として、そして神具のための素材として重用されていました。

このような歴史的な背景と優れた特徴を備えた金属、スズは、もうひとつの驚くべき性質を備えた素材です。通常、私たちは金属は「硬い」ものである、という先入観があります。しかしこの「スズ」という金属は分子構造が粗いため、手でかるくひねっただけで、簡単に変形してしまうほど「やわらかい」素性を持っています。そのため、通常は合金として使う金属です。

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この、「柔軟にカタチを変えてくれる金属」であることに注目しました。従来のブレスレットや指輪は、装着される方のサイズに配慮する必要があります。しかし99.99%の純度をもつ本錫(ほんすず)でブレスレットや指輪を作れば、自由にお好みに合わせて調節が可能。装着するときも、くるっと巻きつけて自由に固定したい位置で簡単に留めることができます。

さらに本錫は抗菌作用があり、金属アレルギーを起こしづらい、肌に優しい金属。錆びず、柔らかく、お手入れも簡単。これらのスズの大きな特徴と魅力に着目して作ったのが、この「tin breath」です。

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この「tin breath」を製造しているのは、400年もの歴史を持つ日本有数の金属産業の町、富山県・高岡市。加賀百万石の庇護の下、銅器をはじめとする金属産業が発展し、その技はすぐれた伝統工芸品とともに育まれ、同時に世界の最先端技術を備えて、身近な道具や製品として、さらには多くの建築物を支える製品、部品を作り続けている金属産業の街です。

この「tin breath」も、60年以上の歴史を備えた金属加工メーカーと、世界有数の先端技術を備えた金属加工職人たちが、ひとつひとつ作り続けています。純度99.99%の本錫を溶かし鋳造し、薄いバングルにすることは、非常に高い技術が必要。この製品のために、新しい鋳造方法が職人によって考え出され、製品化することができました。

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「tin breath」をゆっくりと折り曲げて巻きつけてみると、「ピキピキ」と小さな音が聞こえてくることがあるります。実はこの現象も「スズ」という素材が持っている特性のひとつです。これは古くから「スズ鳴き」と呼ばれている現象。カタチが変化させられた時にスズの分子同士が擦れ合って発せられる音なのです。

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金属なのに人肌に馴染みやすく、やわらかな素材であることに加えて、不思議な音を発することから、それをスズの呼吸、その息と捉えて、「tin breath」という名前を付けました。

上品で美しい本錫という素材が持つ質感に加えて、表面の片面には越前和紙、もう片面にはイタリアの水彩紙を用いたテクスチャ処理を施し、リバーシブルでお楽しみいただけます。

ブレスレットとリングは、ゴールドとシルバーの2つの色からお選びいただけますので、服装やシーン、季節に合わせてコーディネートをお楽しみいただけます。

詳しい情報と購入はこちら「tin breath」

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