大人のローマ速報 エディン・ジェコ、異国からやって来たカピターノ
コロナ蔓延するヨーロッパですが、とうとうユーロ2020の1年間の延期も発表されました。いつ収束するのか、またみんな(選手だけではなくぼくたちも)が元気にサッカーに戻れるのか、不安な気持ちは残りますが、久しぶりにカピターノ、ジェコのインタビューが公開されたのは、閉塞感漂う昨今明るい話題でしょう。少なくともぼくはコロナ以外の情報に飢えていたのでとても嬉しい。
このインタビューは、プレースタイルや、サッカー哲学などに触れたちょっと専門的というかマニアックな内容かもしれません。ふわっと読んでも楽しめるけど、該当のゴールシーンを動画で確認しながら読むと、更にジェコの心理が知れて「ああ、試合中こんなこと考えてプレーしてるのかー」とか、色々興味深いとと思います。サラーとのコンビネーションのくだりはなるほどなと考えてしまいました。セリエA再開したら、そういった所を見処にすると良いかなと思います。お勧めの楽しみ方です。
ジェコ、ローマの新しいリーダー
今月34歳になるエースは、自身のクラブについてこう考えています。
ローマはトロフィーを勝ち取るに値する。この流れが変わるのを願っているよ。ここには望むもの全てがあるんだ。ぼくたちは最後のステップを踏み出して、タイトルを手にしなければならない。トロフィーはより高い目標を達成するための信念と自信になるのだから。
試合の後
ジェコ「試合が終わった後は眠らない。あまりに多くの・・・本当に多くのことについて考えなくちゃいけないから。それが例え大勝の後でもそうだ。勝敗に関わらず、すべての試合が終われば、ぼくはそれらを分析する。シュートチャンスにゴールを決めきれなかったとき、どうすればよかったのか、ビッグマッチで決めきれなかったのはなぜか、常に考えているんだよ」
ナインゴラン&サラー
ジェコ「ラジャ(ナインゴラン)やモモ(サラー)とプレーするのは本当に簡単だった。二人とも、ぼくや自分自身のために、適切なコースを作り出す事ができたんだ。例えばサラーはとても速い選手だが、同時にボールの受け方が上手かった。ぼくがボールを持っていても、横でモモがディフェンダーを剥がしていて、モモにパスを出すという事はよくあった。ぼくたちはピッチで理解し合えたんだね。これはラジャにも当てはまる。あいつもサッカーを知り尽くした一人だ。スパレッティ監督は常にぼくたちに言っていた。「重要なのは、ボールが何処にあるかではなく、何処に行くか」だってね。これは正しいよ。でなければいくらパスが出ても、スピードを落として受けなきゃいけないから」
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