大人のローマ速報 2019.11.16
帰ってきたふたり
下校の時に、駅に向かう坂道で「ボケナスぅ~」って言われながら背中に膝蹴り喰らって、「痛ってえ~何すんだよ!このガサツ女」「如月、いま青春感じたでしょ。じゃまた明日ね!」というやり取りをしたいです。こんにちは、ローマ速報如月です。
──ってきーちゃん考えてたよね」「おい、すう!」「こんちわ~」「挨拶の前にベランダ伝いに俺の部屋に来るなっていつも言ってるだろ」「まあいいじゃん」「良くないし、それになんだよ?ハーフボレー蹴るみたいなその態勢は?」「きーちゃんバカだなぁ、あ違った、ボ・ケ・ナ・ス!お望み通り背中を蹴ってあげようとしてるのに」「やめなさい」「なんでさ。それが夢なんでしょ?」「誰が蹴っても萌えるわけじゃない。処女は黙って豆でも食ってろ」「豆食えなんて酷いよ!」「そっちかい」「これはもう蹴るしかないよ。蹴ってきーちゃんを真っ二つにしたらコンパクトで持ち運びが便利でイイネ」「発想が猟奇的過ぎるわ!」「こんなん欧米じゃメタルの歌詞によくあるフレーズだよ」「どんなメタル聴いてんだよ」「まあいいじゃん」「でも、なんでわかったんだ?」「何が?」「いや、だからさ、俺が下校中に坂道で背中蹴られる挨拶されてみたい的な話をさ。俺誰にも言ったことないぜ」「なんて言うのかなぁ。愛の力って言うのかな。きーちゃんの事が好き過ぎて、いま何してるかなーとか、きーちゃんならこう考えるんだろうなって想像してたら、ある日きーちゃんの思考がバッチリ読めるようになってたんだよね」「怖いよ」「怖くないよ。だってそうなったらいつも一緒にいるようなもんじゃん」「このサイコパスめ」「・・・え?重盛さと美と土屋太鳳がどうしたの?」「は?」「いまきーちゃんさ、その2人についてなんか閃いてたよね」「べ、別に」「いいや、嘘だね。おそらくきーちゃんならこう閃いたはずだ。重盛さと美と土屋太鳳って絶妙にアダルトビデオに出てそうな顔だなって。いや、それをブログに書くと炎上したら嫌だから、セクシーな雰囲気の女優・・・つまりセクシー女優と書くつもりだ!」「ほとんど意味同じになってるけどな!」
てなわけで重盛さと美の評価高まり、馬肥ゆる秋ですが(もう冬かもですが)、今週も大人のローマ速報更新しました。今月は週末に更新したいなと思っているのですが、これが楽しくもあり大変でもありドタバタやらせてもらってます。
仕事の合間のドトールで、ひとりで入った居酒屋で、もしくは次の授業を待つ間に楽しんで頂けたら幸いです。では今週も早速行ってみよう!
フロレンツィ、バンディエラへの道
ローマの新しいカピターノ、フロレンツィの出場機会が減り、多くのクラブが関心を示しているのだとか。これについてサイト版ローマ速報で書いたら、とても大きな反響がありました。
フロレンツィがこれほどまでに多くのファンに受け入れられ、支持されているんだと初めて実感して、驚くと同時にとても胸が震えました。またひとつみなさんから学びました。ありがとうございます。
ですので、今回はぼくたちのカピターノの話から始めたい。2011年、プリマヴェーラを卒業したストライカー、アレッサンドロ・フロレンツィはクロトーネにレンタル移籍します。
クロトーネで活躍すれば完全移籍、そうでなくてもローマには戻れないという完全片道切符の状態でありながら、翌シーズンにローマ復帰を果たしました。それもサイドバックとして。
前線に常に派手な選手を持っているローマにとって、右サイドバックは予算のかけられないポジションで、ここにハマったのがフロレンツィだったのでしょう。そして、ローマ速報がはじめてフロレンツィのコメントを紹介したのは今から5年前、2014年4月です。
フロレンツィ「自分を疑わないで誇りを胸にがんばれば夢は叶うと思う。
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