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遺品整理🟰心の整理

遺品整理の仕事を開業して、自分ルールを設けている。

『1現場終えるごとに花束を買って帰る。』

初めて入る花屋さんで「プレゼントですか?」と尋ねられ「自分に花束を…小さくて良いのでお願いします。」とお伝えするとそんな注文を受けた事が無かったのでしょうね笑
それはもうビックリされ「ん?自分に?…ですか?」と。

実は遺品整理の仕事をしていて、「自分なりのご供養を兼ねて花束を買って帰っているんです。故人は楽しく過ごせたかな?と思いながらコーヒーを飲みながら故人を想い現場を振り返り、花を眺めてます。」とお伝えすると、やはりどこの花屋さんでも驚かれます。

もちろん妻も当初は驚いていましたが、そんな僕に慣れたのか、『花束=送り出してきた。』の認識になっていることと思います。

100歳人生と世間では言われていますが、100歳まで生きたらよく生きた!天晴れ!と見送られ、70歳を前に亡くなると悔やまれる。
それがとても嫌なのです。

僕は70歳で亡くなろうが天晴れ!
この世に生まれ落ちた時点でもう天晴れ!と思うのです。

亡くなった本人からすれば、まだ生きたかった、やりたい事が沢山あった、と人生を振り返る事と思います。

しかし、辛い時も楽しい時も『今』を精一杯生き抜いた方々に亡くなった年齢って関係ないと思うのです。
明るい色の花束でご供養したいのです。

人生楽しかったですか?
辛い事だらけでしたか?
最後は誰かに看取って貰えましたか?
1人寂しく孤立死という形で逝ってしまいましたか?
ご遺族やご依頼者様の他にも僕みたいにあなたを想っている人もいるのですよ。
人生お疲れ様でした。

そんな想いを持てる限りこの仕事に誇りを持って続けられたらな。と思ってます。

いつも顔出す花屋さんは、「社長ちゃんと見送ってきましたか?私からもご供養を兼ねて一輪多く入れておきますね。」と粋な事をしてくださいます。

故人が繋いでくれた花屋さんとのご縁も大きく花咲かせたいものです。

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