【新弾総評】Morfonica×RAISE A SUILEN

こんにちわ、なっつんです。

今回は先日発売されたバンドリ対バンパック第2弾Morfonica×RASのレビューをしていきたいと思います。

それでは行きましょう。

※2021/7/04:Morfonicaは8番目のバンドでしたので修正しました。

デザインの傾向

Morfonicaは青と黄。RASは緑と青の3色タイトル。

今回ヴァイス初参戦となる8番目のバンド・Morfonicaの特性は「相互チェンジ」。

この手の能力は大体攻め特化・受け特化となっている事が多いですが、Morfonicaは後列キャラと前列キャラを状況に応じて使い分けるというデザインになっており、枠が圧迫されるという相互チェンジ特有の欠点をある程度克服している感じです。

RASは今回特性である加速を補助するカードが登場したものの、新規の加速持ちはレベル3の1枚のみ。既存の加速もお世辞にも実用的なカードはないため、この辺もう少しなんとかならなかったのかなとは思います。

ピックアップカード解説

“Astral Harmony”広町七深

チョイス対応のCXコンボ。

クライマックスを処理できないとはいえ、ハンドアドバンテージを得ながら最大5枚まで山削りが行えるのは強力。特に黄色は色暁互換の「“世界を彩る役者”瀬田薫」がいるので高速で1週目の山札を削りきる事も可能です。

“Summerly Tone♪”桐ヶ谷透子

不確定でストックになる効果の成功率を自身で高められるパワーカード。

星杏のおまけとしては破格の性能だと思います。

“Astral Harmony”桐ヶ谷透子

Morfonica単で使える逆圧縮。

今後Morfonica単が強化された際には確実に必要になるので1枚は確保しておきましょう。

“Morfonica”桐ヶ谷透子

応援と毎ターン山を削りながらハンドアドバンテージを得られる能力を持ち、状況に応じて島風改互換へのチェンジも可能。

おそらく今回の相互チェンジで一番強いカードです。単純に後列要員として使うだけでもかなりのスペック。

“Rausch und/and Craziness Ⅱ”レイヤ

RAS待望の詰め能力。

ヒールはないものの、テンポアドバンテージを稼ぎながら展開でき、さらにイベントの防御札を完全無効化できるため速やかにゲームを終わらせる事ができます。

詰め能力も2点バーン後にトップチェックを行えるため無理やりダメージを稼ぐ性能はかなり高め。サイドアタックなどを駆使すれば確定打点を作る事もできるのでかなり悪さできる1枚。

“Rausch und/and Craziness Ⅱ”マスキング

新しい宝のCXコンボ。

任意のキャラに修羅場を付与できるため、確実に相手をリバースできる面を1面用意できれば多段発動が可能だったり、中盤以降も効果を発動できる機会を得られたりと実際使ってみないとわからない強さが備わっています。

CXコンボを使わずとも6000のアタッカーとして機能するのも○。

“THE DEPTHS”ロック

実質RAS単用のカード。「“ことりのためにも”西木野 真姫」の同型互換。

現状RASで構築レベルの加速がまったくないので、このカードも未来で必要になるカードです。複数枚確保しておきましょう。

“THE DEPTHS”レイヤ

RAS単で使える光景。

光景が必要でない未来はそうそう来ないと思うので1枚確保しておきましょう。

MV撮影 ロック

ものすごい勢いで山を削れるカズマ互換。

トップチェックを付与する効果は何度でも付与できるため、うまく活用する事で能動的に攻めながら0コストでかなりの山を削る事ができます。

“音は嘘つかねえ”マスキング

1ターン限定で宝に1D1Dのモードを付与する収録中互換。

できればこの能力は後列要員についていてほしいんですが、収録中のおまけとしては結構な性能なので使う事になるかなと。

最高のライブ レイヤ

このキャラのアタック時限定とはいえトリガーした宝が扉にもなるスーパーカード。最初手札交換かと思ってました。

レベル1になった瞬間価値が暴落するオバスぺ系のカードの中でも別格の性能です。上述の「MV撮影 ロック」との親和性も抜群。

“Astral Harmony”二葉つくし

レベル制限さえクリアしていれば手札2枚で好きなキャラにチェンジできるすごいカード。別に原作で変装が得意とかそういう設定はこれっぽっちもないです。

コストがかなり重いので、それをストックに還元できるレベル3へのチェンジが一般的な運用。Morfonicaの詰め能力はストック消費が激しいので、それを補強する意味合いで今後も採用されそうです。

“Astral Harmony”倉田ましろ

門対応のCXコンボ。

キャンセル時に控え経由のチェンジが起こるため、アタック時に付与されるショット型能力の中ではかなり高性能。場に出すキャラの制限はないため、このキャラを釣り上げる事で再び能力が誘発します。

バトルステップを経由しないため、そのタイミングで発動する領域移動を軒並みシャットアウトできるのも優秀。

ストック7枚から3面連動も可能で、8枚始動ならこのカードを釣り上げる事で4面連動も可能です。

“Rausch und/and Craziness Ⅱ”チュチュ、驚きの速さ パレオ

どちらかというとRAS単向けのセット。

場に揃うと13000と10500手札アンコールが3コストで並ぶ事になり、相手にかなりの圧力をかける事ができます。また、チュチュにアンタッチャブル・相殺無効・ツインドライブが付与されるのも地味に嬉しいです。

揃わなかった時やチュチュを対処された際のパレオの性能が目も当てられないくらい弱いですが、それを補って余りある性能だと思います。

ちなみにチュチュもスローヒールなので出したターンに領域移動されないよう注意が必要です。

“Summerly Tone♪”倉田ましろ

Morfonica単用の雪歩互換。

クロックをテンポアドバンテージに変換できる事や、自身もパワー2000として運用できるためポテンシャルはかなり高いです。

“THE DEPTHS”パレオ

アタッカーとしても運用できる集中。

このカードと「“Rausch und/and Craziness Ⅱ”パレオ」で2面処理しながら後ろに下がる動きはかなりいやらしいです。

“THE DEPTHS”チュチュ

新機軸の移動系カード。

空きが必要なものの相手の前列を操れるため、霞互換を絡めた攻防でかなりの防御力を誇ります。地味にこのキャラがいる場所は制限されていないため、後列に置いておくと2回いじれるのも覚えておくといいでしょう。

1/0/2500になる条件が厳しいため、ゆっくり動くか3パンをして攻めるかはよく考えて行いましょう。

“Astral Harmony”八潮瑠唯

条件付きでソウル減衰無効を持つCX入れ替え。

山削り要員としても数えられるため色々な場面で仕事ができる1枚。入れても1枚な上に探しに行くカードでもないため、あらゆるデッキに出張する可能性があります。

“Summerly Tone♪”二葉つくし

早出し可能なうえ、PIGで純ストブしながら手札に戻るという書いてある事が異次元のカード。

CIPで単騎11500となる点も能力と噛み合っており、仮に助太刀で返されても助太刀分のテンポアドバンテージを得られるため強気に攻める事ができます。

領域移動には無力なので気をつけましょう。

“Summerly Tone♪”八潮瑠唯、“Daylight”八潮瑠唯

ガッツンダーとMorfonica専用応援の相互チェンジ。

2枠でガッツンダーか上位応援どちらかへアクセスする可能性が高くなるのはいいですね。

総評

Morfonica

状況限定で使いたい前列に対応した相互チェンジが2種類あり、それらを使って盤面を整えて戦っていく感じです。

TD+にフカ次郎互換もあり、オカ研とまではいかないもののクロックをテンポアドバンテージに変換するカードもあるためレベル0の安定性もかなり高いです。

詰め能力もストックさえ用意できれば手札3枚+門のみでキャンセル時再スタンドを3回仕込む事ができ、最悪「“Astral Harmony”二葉つくし」と手札2枚で控え室から釣り上げる事もできるため最大値の再現性はかなり高めです。

RAISE A SUILEN

実用的な加速パーツを得られなかったものの、それを補ってあまりあるパワーカードを多く手に入れており、テンポデッキとして成立しました。

控えオカ研・霞互換・移動と現環境で必要なアタッカーを最低限揃えているほか、「MV制作 ロック」による二重の山削りや「最高のライブ レイヤ」の宝トリガー強化などレベル0の性能はかなり高め。

修羅場の欠点を克服したレベル1のCXコンボや、レベル2での「“Rausch und/and Craziness Ⅱ”チュチュ」+「驚きの速さ パレオ」の面制圧力の高さ、そして「“Rausch und/and Craziness Ⅱ”レイヤ」の詰め性能で迅速に28点を稼ぐ力はカードプールの狭さに反して相当なものではないでしょうか。

どちらのタイトルも今後バンド特徴指定のカードの増加で大幅に強化が期待できるため、今から研究をしていても損はないかなと思います。


最後までお付き合いありがとうございました。

今回はこの辺で。




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