第8回ピラミッドファイトから見る現環境
こんにちわ、なっつんです。
今回は先週行われた、第8回ピラミッドファイトや先々週行われたオンライン真顔杯などから個人的に思った事を書いていきたいと思います。
それでは行きましょう。
電源デッキ二度目の進化
第7回からわずか1か月の間に、電源デッキは再び進化を遂げました。
これまでの電源デッキというのは、序盤のテンポを捨ててレベル1から電源を絡めて盤面を固めるのがセオリーでしたが、8電源花嫁やITオンチ互換採用型の研究が進んだ8電源ニジガクはこれまでの電源デッキとは違い、ほぼ前列のみで戦うアグレッシブな戦術を取っています。
自ターンのみとはいえ単騎で12000に到達する「一途な乙女 中野 二乃」や、ツインドライブ戦術と相性のいい「ドンドン行くよ!宮下 愛」のおかげでどちらのタイトルもパワーを出すために盤面を埋める必要がないので、トリガーした電源でアタッカーを供給し続ける事ができます。
こうする事で返しのターンにアタッカーをすべてリバースされても、状況に応じてアンコールするキャラを選別すればよく、手札への負担を大幅に軽減する事に成功しています。
また、花嫁は「一途な乙女 中野 二乃」のCXコンボ、ニジガクはアタッカー2種がツインドライブを持っているため序盤から高い打点を作りやすく、非電源デッキと寸分違わぬダメージレースを行う事ができる点も非常に強力です。
これらのデッキが台頭してきた事により盤面を固めて戦う電源デッキが数を減らし、そういったデッキに不利をつけていたデッキが復権し、環境に攻撃的なデッキが跋扈する土壌が完成したように思えます。
防御札や5枚目のリーサルの需要増
環境が攻撃的なデッキで溢れた事によって、タイトルの強さの指標もまた大きな変化を見せました。
その中でも特に目立った変化が「防御札、あるいはCXコンボ以外のリーサルの有無」です。
現在の環境上位タイトルは容易に3点フラットを形成できるため、リフレッシュの際に8枚クライマックスを戻す、クロックを使った圧縮を意識するといった強い山札を構築する事の重要性が非常に高くなりました。
そのため、上半期のようにレベル3CXコンボの対応クライマックスを早い段階から抱えるのは非常に難しくなったと言えます。
なので、山中のクライマックス(=キャンセル回数)を減らす事なく使える強力なリーサル能力を持つイベントや、キャンセル回数を実質水増しできる各種防御札は今の環境に必要不可欠です。
実際、現在多くのプレイヤーからTier1と言われているタイトルは、その多くが何らかの防御札かあるいはCXコンボ以外のリーサル手段を搭載しており、今回特に殿堂入りが目立つホロライブもほとんどのデッキが「#ホロライブ4期生」「はあちゃまビーム!赤井はあと」「Bouquet」のいずれかを採用しています。
早出しで戦うデッキにも不穏な影が・・・
ホロライブで登場した「未来へ一緒に 百鬼あやめ」に続くように、11月発売のゾンビランドサガでも所謂ハイライト効果を搭載したカードが公開され、SNSを賑わせました。
現環境ではかぐや様やシンフォギア、門チョイス無職など早出しを勝ち筋としているデッキが活躍をしており、足立互換では止められない・止まらない所まで来てしまっているように感じます。美夏互換を使っている余裕も今の環境ではほとんどありませんしね。
電源に関しても、今年のWGPの結果などから、いよいよ本格的にリスクを設定するべきと判断されたのではないかと思います。
2021年環境もですが、電源デッキが環境を定義すると多くの非電源デッキが環境から淘汰されがちになり、デッキの多様性を大きく損なう事が多かったので妥当かなと思います。
ゾンビランドサガ時点ではレベル1CXコンボだったり、CIP能力発動にそこそこの条件がついていますが、今後条件はどんどん緩くなっていくような気がしますね。来春くらいにはCIP1コストや2体レストなどで発動するようになってるんじゃないでしょうか。
今回は以上となります。
もしよかったら、他の記事も見ていただけると幸いです。
それでは、また。
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