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はじめまして。さぁ気分を変えて行こう!こんなときこそ「お散歩」のススメ

初めまして。私は北海道のちょうど真ん中、十勝を拠点に歩くサービスを提供している 遊方屋 のサヤノです。しんしんと呼んで下さいね。

仕事の内容は、ストックを使って歩くノルディックウォーキングの先生や、個人レッスン教室など運営。また北海道の大自然を案内するガイドの仕事もしています。

このnoteでは、歩きながら感じた事や、目にした光景、これまで学んだ歩き方のコツなどをお伝えし、また皆さんからもいろいろな事を教えて頂きながら共にウォーキングワールドを広げていけたらなと考えています。どうぞ宜しくお願いいたします。

では歩く。と言ってもその目的やスタイル、またはジャンルで歩き方がガラリと変わります。今回はnote第1回目なので、まずは 散歩 についてお話ししてみたいと思います。

まず、この 散歩 と言う行為を紐解いていきましょう。大昔、私たちのご先祖さまは食べる事、生きる事に必死でした。その後、定住化がすすみ、食べ物の保存法が発明されると、生活は分業化し安定、徐々に時間を持て余すようになりました。そうして人はなにげなく歩き出した。それが一番最初の 遊び と言われています。(うちの屋号 あそぼうや もここから来ました)。

例えば、現代でも僕たちの身の回りでよく、幼い子供が道端の棒を拾って、それを振り回しながら歩く光景。それがまさに僕らのご先祖様の様子だったのでは?と思います。

散歩で大切な事は、目的を持たずただ歩く事を楽しむ!です。気ままに家を出て、まずは歩き出す。すると風や匂い、景色が気になる。するとそれに導かれそっちに足が向く。ふと立ち止まり足元に目を向けると小さな花が咲いてる。顔を近づけてみると花弁の中にミツバチがせわしなく働く様子が目に入る。などなど。

これは歩き出す前にはとうてい予測も予定もできない、まさに1回きりのあなたのお散歩エピソード。これがすごく楽しいのです。この散歩のさらに上を行くのが歩く坐禅といわれる。歩禅。ただ黙々と自然と一体となって足を動かし続けます。この話はまたお話ししましょう。

傍から見ればただブラブラ歩く事は、暇人でやる事が無い人のものとしてチープな印象が拭えませんが、でも実は現代人の特に、日本の大人たちはただ歩く事がもっとも苦手です。

何かをやるには目的が無いと無理とか、何の為にやるのか?とか、まずその意味を求めてしまいます。大人たちは歩く事本来の移動する自由や、自主性、解放感を忘れてしまっており、何かが無いと歩けないという「見えない足枷」に繋がれ、そもそも散歩をする時間や精神的余裕がありません。

逆を言うとブラブラ気ままに歩ける事が実はどれほど贅沢で、自由で、解放的なことなのか!それはアメリカの作家で思想家の ヘンリー・ソローも著書の中で言ってます。

もうすぐ春ですね?小さなお子さんがいる方は、一緒に散歩に出かけてみませんか?。決まりもルールもなく体一つで!ベビーカーも必要ないかもしれません。たぶん、自由を得たお子さんは想像以上に歩くはずです。親の手を振り切ってまでも(笑)。その一瞬のエピソードは家族の小さな冒険です。

また、誰か一緒に歩いてくれる人がいるなら最高です。相手は友達?それとも夫婦?はたまた恋人?2人で肩を並べ歩くそのシチュエーションに巡りあえた事がラッキー!その時間は日常で最も会話が弾む時間になるはずです。

今、世間を覆うモヤモヤした雰囲気。こんな時こそ、気の合う方やもちろんお一人でお散歩に出掛けてみましょう。空を見上げ風に当たると心と体がスーッとしますよ。 お散歩のコツは決めずに、気ままに。
それではまた。 
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