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イベント運営でオリジナリティを演出する装飾品づくりの考え方と成果について

 当社は自社でイベントやワークショップを企画を作り、基本的にはエクスクルーシブを前提としたオリジナルコンテンツを様々なお客様へ提供する形を取っているイベント企画会社なんですが、コンテンツを製作するにあたっては、様々な企業様(主に玩具メーカーさんやアプリ制作会社さんなど)にご協力いただき、常に新しく面白いコンテンツを日々作っている感じです。
 しかし起業当初は実績も無くそんなことができませんので、当初は様々な会社のコンテンツをお借りして各地でイベントを実施しておりました。その時感じたのが、なんでこんなに販促物がしょぼいのか、という事。前職、前々職がけっこうそこを重要視する会社だった事もありまして、その辺のお金の掛け方と比べまあなんとしょぼいのか、と嘆いた記憶が蘇ります。

 この業界、こども向けイベント業界とでも申しましょうか。この世界は結構昔からの会社さんが非常に多く、いわゆるふわふわと呼ばれるエアー遊具、キャラクターショーを中心としたショーコンテンツ、キャンドルづくりなどのものづくり系、段ボール迷路など本当に昔からあまり変化がないんですよね・・・・なので昭和感-平成初期のウィンドウズフォントを使ったPOPやデザイン、玩具関係のキャラクターライセンスビジネス系のイベント会社さんなんかは版権の問題なんでしょうか勝手に機材を直せないので看板や機材などを丁寧に補修してずっと使い続けている会社さんが多いです。で、慣れているのかイベント告知の装飾品や子供が手にしたり乗ったりするものが使い込まれすぎてボロボロだったり、手書きのPOPなどが使われていたりと土日のバザー感満載だったりします。浦安にあるネズミの国さんみたいな常設店舗さんですと世界観を出すのが容易(ものすごく考えて+お金もかかってますが)に出来るんです。なんせ撤収しなくていいので。しかし弊社の様な土日の朝にさっと立ち上げてイベントやって終わったら2時間以内に風の様に跡形もなく撤収しないといけないというイベント業者は、作り込みの部分がなかなか難しい面があり、設置が短時間+容易であり、撤収もあまり時間が無く出来るパネルでさえも費用でどうしても作れず微妙にしょぼくなりがちなこのイベント業界で、いろいろ実験的に費用感も含めどこまでデコれるか?に現在挑戦している今日この頃、オリジナル感+子どもが食いつきそうなPOP系をいろいろ実験で作っております。

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 今回表紙の1枚目画像はデジタルアトラクションのアイキャッチ用オリジナルバルーンを作ろう!と考え、サイズ等検討用に作成したものです。主にイベントのエントランスに使用します。効果としてはまあ結構寄ってくる様になりました。写真撮ってくれる人達もいて、作った本人としては嬉しい限り。しかし一部の子どもが入り口でバンバン叩くんですよね・・・・かわいそうとか思わんのか!と言いたいがぐっと我慢。基本は寄ってきて抱っことかなでなでが大多数なんでまあいいんですけど。やや柔らかい素材なので強度的にもう少し硬くしないと割れそうな感じですかね。ちなみにインフレーターで常時送風するシステムのバルーンでして、今回は小さめですが4−5mクラスのものも制作可能です。

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 この手の装飾品ってなくてもイベントの仕事自体はできます。実際マジックでPOP書いてる会社さんなんかもたくさんいらっしゃいます。でもこの短期間運営イベント業界において、当社はオリジナルにこだわる中で、こういうお客様の目に入るものにどれだけ装飾をかけられるかが重要と思ってやっています。で、実際に大切なんだと思います。コンテンツそのものが面白いのはもちろんですが、こども(と保護者)がここに参加するまでのプロセスでこれは楽しそう!と思ってもらえる様な装飾物こそオリジナルティの出しどころで、ここで気張らんでどこで気張るのか?っていう感じで考えて作っております。
 失敗も多いんですが、そのプロセスを経てどんどん良くなっている(と自己診断では思ってます)ので、このままどんどんブラッシュアップして他の追随を許さないものにしていきたいと思っております。

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