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小学生は幅広い体験を通して成長する時期!「第2・第3の我が家」を持つ重要性って?

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語り手:よしおか ゆうみ|asobi基地・顧問(ファミリー心理カウンセラー/子育て・教育アドバイザー)

卒園をむかえ、小学校に入学する頃になると、子どもは、自分の言動を律することを覚え、友達と気持ちを通わせて、仲良く共同生活ができるようになります。

発達でみると、ちょうど入学する6歳くらいから、色々なことを学びたい、という
<受動的欲求>が高まる、という特徴があります。

小学校入学から始まる学童期は、幅広い体験を通して、たくさんの知恵を素直に吸収できる時期なのです。

そんな小学校時代に大事なのは、2つのポイントです。

1. 好奇心をかき立てる、(良い・悪いではなく)面白そうだな、ということを何でもやってみて、経験の幅を広げる

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釣り、石集め、和太鼓、虫取り、自転車探検、本、編み物、イラスト、ダンス、○○の収集……etc.

この頃の子どもの発達には、教科書にはない魅力ある遊びや、技術、生の感動体験など、ドキドキ・ワクワクする刺激も必要なのです!

2. 多様な友達と、感情豊かに過ごす

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家庭に事情のある子、転校生、いじめっ子、面白い子,外国の子……

自分とは違う感じ方や考え方をする友達と遊ぶ機会は大事です。

心の葛藤を経験する中で、自分の思いを表現する勇気や相手の立場を慮る心も育つからです。

また、学年が上がるにつれて行動範囲が広がり、親の知らない所で遊ぶことも増えます。

ちょっと危ない、ワクワクするような冒険もしながら、心や体が大きく育っていきます。

こうした多様な経験は、将来にわたって、発想力や人間力、仕事力の源になります!

親子関係は「信頼」と「見守り」をベースに

親子関係も、変わる必要があります。

ポイントは、子どもの世界を尊重して、大きな目で見守る姿勢です。

どうしても、心配、先回り、行動の管理が過剰になりがちな私たち。

そこはグッとこらえて、子どもを信頼し、意欲をくじかないように干渉を控え、親も少しずつ子離れの準備を始めます。

例えば、寝坊や忘れ物などの失敗も、苦い思いをすることで自分から気を付けようとしたり、友達の優しさを感じる機会にったりします。

自分のしたことに責任をもって、転んだら自分の力で起き上がる!

そんなたくましい子どもに育てたいですね。

ただし、個々に特性や個人差があるので、子どもの気持ちに寄り添い、小さな変化を認め、劣等感をもたせないようにしましょう。

また、子どもだけでは解決できないトラブルの際には、しっかりと子どもを守り、善悪の判断を示す頼もしい存在でいることが大事です。

オープンにコミュニケーションし合える雰囲気づくり

家の中では、家族の一員として絆が深まるような、楽しく過ごせる時間や、いつでもオープンに話し合える雰囲気をつくりましょう。

子どもと料理を創作してみたり、地域祭りに参加したり、家族会議でルールを決めたり、お手伝いの役割を与えたり……。

自分たちだけで背負わず、第2・第3の我が家作りを!

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ところが最近は、両親とも仕事で多忙、子どもは習い事のスケジュールや宿題に追われ、家族全員が忙しく、余裕がない家庭も増えてきました。

そこで、子ども小学生になったら、自分たちだけですべてを背負おうとせず、「第2・第3の我が家作り」を模索してはどうでしょうか?

「どの子も、みんなで見守り、おおらかに育てる」ことを提案します!

友達のご家族とも、積極的に仲良くして、日頃自分の家ではできない経験を補い合い、大変なときには助け合い、豊かさを分ち合います。

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すると、不思議なことに、家庭にも余裕が戻ってきます。

家族ぐるみのおつきあいで、子どもは色々なことを経験します。

・家族同士が集まる楽しさ
・親以外の大人から守られている安心感
・色々な事情の家庭があると知ること
・それぞれの家庭にルールがあると知ること
・助け合うことの幸せ

など、生きる楽しさ、豊かな気持ちを子どもの心に残してあげたいですね。

asobi基地は、大きなファミリー

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大きな家族=asobi基地でも、そのお手伝いができます。

asobi基地には、「4つのルール」をはじめとして、子どもを尊重する考え方や、「やりたい!」を大切にする見守りなどに共感して、たくさんのファミリーが集まってきてくれています。

親しい考え方をベースにつながるからこそ、自由で安心できる「場」になり、親も子も、ありのままの自分でいることができます。

第2・第3のホームとして、また、素敵な家族と知り合う機会として、ぜひ遊びに来てくださいね!

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※当記事は、旧asobi基地ブログの記事(2014年6月8日公開)を編集・再構成のうえ、転載いたしました

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