40代から始める認知症予防って?
昨日、東京・日本橋にある理化学研究所で開催された、
「40・50代向け会話支援ロボット体験(報告)イベント」に
参加してきました。
こちらは、認知症予防のためのAI・ロボット研究をされている、
ロボット工学博士の大武美保子先生主催のイベントです。
認知症予防に取り組むのは、一般的には70代からですが、
なんと、70代後半女性の約半分が骨粗しょう症だそう。
認知症予防にせっかく運動を始めても、すでに骨がもろくなっていて骨折してしまうケースが多く、「どうにかならないものか」と考えた大武先生。
女性ホルモンとともに骨密度が急速に減るのが50代、ということに着目し、40・50代の女性に向けて、今からできる対策を啓蒙していくことを決めたそうです。
認知症予防に必要なのは
・運動(全身の細胞の老化を防ぐとともに、骨量と筋肉量をキープできる)
・食事(細胞の代謝を妨げる糖分を摂り過ぎないのが重要)
・睡眠(脳の神経細胞内の老廃物が体外に排出されるのは寝ている間)
・言語能力を活用した知的活動&社会的交流
以上の4つ。特に、私たち40・50代女性は運動習慣が少ない傾向にあるそうで、運動習慣がある女性は40代で13%、50代で24%と少数派。
骨密度を増やすには、運動で骨に適度な負担をかけることが大事なので、
散歩やジョギング、縄跳び、坂道を上る、など意識して運動を生活に取り入れていくのがよいとのこと。
このイベントでは、認知症を予防するにあたって、日頃なかなか知ることのできない自分の体の内部を専門の機器でチェックすることができます。調べていただいたのは以下の4つです。
・骨密度
・体組成(体脂肪・筋肉量など)
・糖化度(甘いものの取りすぎなどが原因で細胞内に老廃物がどれくらいたまっているかがわかる)
・脳疲労とストレス
私は6月に行われた体験会にも参加したので、この半年でどんなふうに変化したかわかるのも面白かったです。
(骨密度は、骨に適度な負担がかかるダンスをしているせいか高い数値をキープ! しかし、筋肉が減って体脂肪が増えており、糖化度も平均より高いままなので、甘いものを食べすぎる食生活を早急に改めなければ…!)
セルフチェックのあとは、大武先生が開発した会話支援ロボット「ぼのちゃん」に司会をしてもらって、みんなで脳の力をバランスよく使う会話を体験しました。
大武先生は、認知症を予防して脳の力を引き出す会話訓練「共想法」を考案しています。コミュニケーション方法としても非常に有効なので、興味のある方はぜひ書籍を読んでみてください。
先生の最新情報がわかるインスタグラムはこちら
→https://www.instagram.com/brain.robot/