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【セミナーメモ】日本スポーツ産業学会・スポーツICT研究会

【概要】

「スタジアム・アリーナにおけるICT活用のネクストステージとは?」
(2019.10.29)

スタジアム・アリーナにおけるICT活用は、これまで観戦者の快適性や利便性向上を目的としたものが多く、“稼ぐスタジアム”として顧客体験価値をどうデザインし、その中でICTをどう生かすかという視点が弱かった。そのデザインを設計するうえで大前提となるのが、観戦者が『もう一度来よう』、『このチームに愛着がわく』と感じるメカニズムを可視化することだ。テクノロジー活用によるスポーツビジネスの創発を行うことを目的とした産官学連携コンソーシアム「Sports-Tech & Business Lab」がBリーグアルバルク東京のホームアリーナ立川立飛で実施した「IoTを活用したスポーツ観戦における楽しさ・エンゲージメントの見える化」実証実験の取り組み紹介や、ICT活用の潮流を俯瞰することを通じて、スタジアム・アリーナにおけるICT活用のネクストステージについて考える。

https://spo-sun.gr.jp/event/3146

話題提供者

河本 敏夫氏
株式会社NTTデータ経営研究所
情報戦略事業本部アソシエイト・パートナー

上林 功氏
追手門学院大学社会学部 准教授

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NTTデータ経営研究所
河本敏夫氏

1964年東京オリンピックのイノベーション
→時間・距離・早さ
では、2020年東京オリンピックのイノベーションは?

スタジアムICT1.0
→便利になる

早い・簡単・効率化・省力化→観戦者からしたら”便利!”
Ex :)スマートスタジアム

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スタジアムICT2.0
AR観戦
自由視点映像
→パーソナライズ、体験や感覚の拡張…ICT2.0の価値


これから先のこと

NTTデータが考えるスタジアムICT3.0


見えないものを見える化
ファンの興奮度合い
売店のカメラから混雑情報の共有
→新たな発見が得られるであろう

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ダイバーシティ

イコールフィッティング、人間の能力の拡張をテクノロジーで行う 
楽しさ・エンゲージメント等の見える化
楽しんでいるかどうか、定量的に把握できる

現在、選手側のデータの可視化はかなり行われてきているが、ファンエンゲージメントについてはこれからの領域

Ex :)選手側データの可視化の一例
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Ex :)ファンの盛り上がりの可視化・推移の可視化画像6

データの見える化により、インタラクティブな施策も可能になってくる

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NTTデータは、ICT3.0を下記のように定義する

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以下、スポーツ事業創発コンソーシアムについての説明

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テクノロジーによる部活動改革実証実験

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追手門学院大学社会学部
上林功 准教授


これらの調査を、スポーツ消費者調査という


スポーツ観戦者調査の手法


尺度開発をし、主観データをもとに、質問紙による調査を実施
→取るのに時間がかかる
(厳密な方法を取るためには、試合直後ではなく1日後に回答するよう依頼したりする)

再観戦動機は、
椅子がふかふかだった
スタグルが美味しかった
…それぞれひとつの理由では再観戦につながらず、複合要素が再観戦につながっていく

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ASKHRN)以下全体を通しての思考メモ


プロ野球・サッカー・バスケットにおいては、テクノロジーの進化に対応していける


しかし、日本国内では1万人など届きもしないスポーツリーグがたくさんあり、資金リソースのみならず、人的リソースがさけないスポーツが大半
ホームスタジアムを持てず、国体規模のスタジアムにカスカス・・・というのが大半


スタジアム建設において、豪奢な設備や体験ではなく、
DAZNのようなスポーツ映像総合プラットフォームの会員が観戦体験できるツール開発が、ICT3.0黎明期以降の壁を打ち破るのではないかと思う


Hado 何かに知識として使えないか、調べてみる
Hadoは資材を基本的に全て解体して移動している
Hadoは常設施設を持っていない、仮設想定

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