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いい男、4つの見分け方。 私が「年下イケメン」より「おじさん」を選んだ理由

ヤリチンやクソ男に傷つけられたことのある女性が、もうそんな男を選ばないように。そして「いい男になりたい」と願う男性に向けて書きました。

タイトルにつられて、勘違いしたオジサンは今すぐページを閉じろください。

事前にお伝えしておきたいのは、私はとくに「おじ専」というわけではない。英国で「性差別的な経済大国ニッポン」と新聞に載ってしまうほど、日本は悪びれなくセクハラや女性差別をするキモいオジサンばかり。なので、決してオジサンが好きなわけではないと言うことを強くお伝えしておきたい。

ではなぜこのタイトルなのかというと、いい男は年齢や顔などでは判断ができないということを伝えたいからだ。性別関係なく相手を見た目や若さなどで判断してしまう人は、はっきり言ってその感情は愛や好意ではなく、ただの性欲でしかない。

今回は表面的なことではなく本質的に「いい男の見分け方」を書いていきたいと思う。

最初に私の体験談からお話すると、去年のクリスマス前後に友達のいる関西へ遊びにいった。

私は日本全国の宿を転々としながら生活をしているので、行く先々の地域性や県民性の違いを日常の中で感じながら生きているわけだが、関西は圧倒的に人間がオモシロい。

関西人は必ず会話にオチを求めてくるという話は誰もが聞いたことあると思うけど(そんな人ばかりじゃないけど)、話の内容が役に立つかとか学びがあるかとかそんなことよりも、オモロいかどうかがコミュニケーションの基盤にある。

何より他の地域よりも圧倒的にフレンドリーで、喫煙所や街中でいきなり知らない人同士のコミュニケーションや漫才が始まることも少なくない。こいつはノってきそうだなと思われるとすぐ話しかけてくるし、アメちゃんもくれる。笑 

約1週間の滞在だったけど、色々なところへ出かけて、その場その場で知らない人と話をして、仲良くなって、気がついたら友達ができていた。デートのお誘いを受けることがあった。


一人は年下のフランス人イケメン。もう一人は、関西のオモロいおじさん。(もう一人、大学を出たばかりのかわいい系男子もいたが今回のテーマからは除外させていただく)

私はよく自身のYouTubeでルッキズム(見た目の差別)の話をする。女性だけがメイクやヒールを強要されたり、太ってるとか痩せてるとか、ブスとか美人とか、他人の大事な見た目をネットで無責任に評価していいというおかしな文化があるからだ。

そういう話をすると決まって、男の視聴者から

「女だってルッキズムするだろ!」
「女の方が男を顔で選ぶじゃねーか!」

と、悲痛な叫びにも聞こえるアンチコメントがつく。なので、今回のデートの話も「誰がどう考えてもフランス人イケメンだろ!」という、声が聞こえてきそうだが、、


私はオモロいおじさんを選んだ。

もう一度言う。

私は オ モ ロ い お じ さ んを選んだ。


ではなぜ私はフランス人イケメンではなく、オモロいおじさんを選んだのか?

その理由も含め、女性が見た目や年齢などに惑わされたりせず、ヤリチンやクソ男を選んで傷つかないでいいように、「いい男を見分けるポイント4つ」をご紹介していきたいと思う。

①楽しませようとする気持ちが伝わってくるか

オモロいおじさんは、とにかくオモロかった!!一緒にいる時間にたくさん笑った。私自身なにがそんなに面白かったのかはまったく覚えていないし、彼が芸人みたいにネタや一発芸をやってくれたというわけでもない。

ただただ「相手に楽しんでもらおう」という気持ちが強く伝わってきたのだ。

それも独りよがりの感情ではなく、しっかり相手の反応を見て、笑いのツボや価値観を洞察しながら話してくれているのがよくわかった。


女性は日頃から笑顔でいることを強要されている。仕事中でも、プライベートでも、女は感情労働を強いられる。男の前では尚更だ。

性差別大国とはそういうもので、男性優位社会の中では「男のケアをするのは女」「男の機嫌をとるのは女」のように、ヘドが出るような社会要請を受けて小さい頃から女性は暗黙的に身につけさせられる。


そのため、男がつまらなくても無意識に笑顔を作ってしまい、相手の求めるリアクションをとってあげようとする。

すぐに勘違いするおじさんや非モテによくあるのが、この女性の思いやりを見抜けずに「こんなに楽しんでくれている!僕ちゃんのことが好きなんだ!!」とバカみたいに幻想を抱いてしまうことだ。だからキモがられる。

自分に都合のいい勘違いする男は女にとって普通に脅威でしかない。


その点彼は、私に気を遣わせていないかどうか、もよく見ていた。

会話の間や、表情、相槌の打ち方一つにしても、見逃さないように私の情感を把握しようとしていた。本心で笑っているのか、何が食べたいのか、気を使って自分に合わせようとしていないか、など、表面的に見ていては到底わからないことをノンバーバルなところまで把握しようとする。


それはとても高度なことで、じーっと相手を長時間見ていると人間はストレスを感じるし、不審に思われないようにもしなくてはいけない。

簡単なように思えて「相手を楽しませる」というのは、一朝一夕ではできないのだ。


一方で、フランス人イケメンはここが皆無だった。

全体的に受け身姿勢。私が質問することに答えるだけで、こちらがつねに話題をふらなくてはいけない。言語が違うので仕方ない部分はあるけれど、常に受け身姿勢の人間は「相手に楽しんでもらいたい」という思いやりが一切ない。

次第にこちらも話題が尽きてきて、間を持たせるのに苦労する。

「間」のことを相手に考えさせてしまう時点で最低である。その瞬間、一緒にいるだけで疲れてしまう。イケメンは、自分が努力をしなくても女が寄ってくる。学びや成長の機会を失っているため、相手を楽しませようという気持ちも生まれにくい。

これはある種、ルッキズムの弊害でもある。

「見た目だけ評価されて、中身を見てもらえない」

どんな努力をしても、中身を見てもらおうとしても、見た目だけで評価されてしまう。それは、誰も本当の自分を見てくれない、自分が自分でなくてもいい、ということでもあるのでとても悲しいことだ。

とはいえ、「相手を楽しませたい」という思いやりを持ち、努力を惜しまない男は例外なくいい男だ。3つ目のポイントでも触れるけれど、大事なのは見返りを求めていないということ。

単純に「相手が楽しんでくれている=自分も楽しい」という純粋な感情を持っているかどうか。

楽しませて口説いてやろうとか、返報性の原理を利用して抱きたいといった下心ではなく、その瞬間を心から一緒楽しもうとしている人かどうか。

間違えないでほしいのが、「一緒にいて楽しい」のとは違う、ということ。「一緒にいて楽しい」というのは、ヤリチンや遊び慣れた男であれば誰でも楽しませることができる。詳しくは次に書くが、彼らはとにかく相手の心を掌握するのが上手い。なので女性を楽しませるのは容易だ。


そうではなくて、セックスやそういった見返りを求めず、一緒にいる時間を心から楽しもうとしている人かどうか。あなたを楽しませようという気持ちが伝わってくるかどうか。ここがクソ男かいい男かの分かれ目なので、とても重要なポイントになる。


②4m4秒ルールを守っているか

安心感を与えられない男は、それだけでダメだ。

キモいとか鬱陶しいと思われる男、非モテはたいていこのルールを守れていない。クソ男や女を物ように扱うヤリチンも、このルールを(あえて)守らない。

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