やめるべき時は過ぎた。未来を担う子供たちが危険。

画像1 人工芝が普及して20年。 黒ゴムが使われてから20年。もう危険性を放置してはいけない。 確かに、決定的な根拠は無いのかもしれない。 ただ、僅かでもその疑いがあるなら、大人たちが、大人の判断をするべきだと思う。 黒ゴムを使わなくてもスポーツは出来るんだし、世界中がNOと言ってるものを、敢えて使う必要はどこにある? 燃やせないし捨てられない、だからグランドに撒く? アスベストの問題や、炭鉱夫の塵肺訴訟問題。問題の発覚は何も時が経過してから。 アメリカに続き、イギリスも発ガン性の疑いがあるとした。
画像2 タイヤに30%も含まれるカーボンブラック。 国際化学物質安全性カードには、しっかりと発ガン性の危険性が書かれている。 カーボンブラックの扱いとして、防塵マスクをする。 接触時は目や手を洗うなど書かれている。 私の時代には人工芝のグランドなど無かった。 大人になってからたまに使う程度。 現代の子供たちはどうだろうか? 幼稚園児から人工芝のグランドではないのか? 彼らは、1番カーボンの舞う高さで呼吸をする。 しかも、毎週何時間もだ。 防塵マスクをしてスポーツなど出来ないのです。
画像3 カーボンブラックは確かに、様々なところに存在する。 しかし、人工芝のグランドには100トン近くもの黒ゴムチップが撒かれているのです。 それを、毎日スパイクやシューズで踏み付け撹拌し、舞い上げる。 人工芝の使用制限のあるヨーロッパでさえ、黒ゴムチップは禁止されているのです。 韓国や中国でも禁止しているのです。 何故日本では禁止されないのか? 企業の発表への安心意識なのか? 人工芝の安全性などに対する研究発表もある。研究は企業、メーカーからの依頼を受けてのものだが、発表は果たして信用できるのか?
画像4 肺の病気は恐ろしい。 癌よりもある意味で恐ろしい。 癌なら現代医学で治療も可能で、治癒率も向上している。 肺の病気は治らない。復活しない。壊死した肺は治らない。 黒ゴムは他に使い道は有ると思う。 日本には優秀な技術がある。 何も未来を担う子供たちを危険に晒す必要はどこにも無い。 お金を払わせて、産業廃棄物をグランドに撒く必要があるのか? 関わる企業は将来的に責任を負えるのだろうか? オリンピックの年、スポーツ界も感心を強くするタイミングだと思う。 黒ゴムは本来使えるところに使えば良いのです。
画像5 誰かを非難するつもりでは無い。 いわゆる、業界への意見に過ぎない。 スポーツ界への意見に過ぎない。 判断もそれぞれだと思う。 ただ、子供たちにはわからない。 土壌汚染の問題ではない。 人工芝の下の、更にアスファルトの下の土壌など口にする事も無い。 法律は、後に整備されるもの。 アスベストも他の危険性物質についてもそうだった。 カーボンブラックを吸入するのは、口から、鼻から目から耳から。 週に2日、3日、4日、或いは毎日吸うのです。 日本を代表するスポーツ団体が本気で取り組むべき時だと思う。

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