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No.19安静期間をつくらず、運動量を維持することが介護予防!

記事の最後に、内容をA4にまとめたPDFを100円でダウンロードできます。社内、施設内での勉強会や研修で使用して頂くきたいと思い作成しています。配布について施設利用者・ご家族・スタッフ・法人内は制限しませんが、販売・営利目的のセミナー、講座での配布は禁止です。販売する商品に無断で添付することも禁止です。

湘南あしケア訪問サービスの、高齢者フットケアの施術者は、ただ足爪をキレイに整えれば良いとは考えていません。 

高齢者のフットケアは、「介護予防」であり「要介護改善」を目的としています。 

ですから、湘南あしケア訪問サービスでは1ヶ月に1度の「定期ケア」を基本としています。 足から健康を維持するために、観察も大切なケアのひとつだからです。

80代 認知症の方の足の痛みの原因は・・・

<事例>
認知症の80代の女性が、足の痛みを訴え、歩く距離が急に少なくなりました。 

しかし、痛みがどこなのか詳細を伝えることができず、家族は心配して整形外科を受診しましたが、原因を特定できず心配するしかありませんでした。 

そんな時にデイサービスで、足爪が変形して伸びているのでケアした方が良いとの連絡があり、私たちのフットケアを利用してくださいました。

足爪はかなり⻑く伸び、くい込みも出ていました。 時間がかかりましたがきれいに整え、ケアを終了。 爪がさっぱりして、足が軽くなったと喜んでくださいました。 

その後、ご家族からまた元通りに元気に歩けるようになったと、報告がありました。 「足の痛み」は、爪のくい込みが原因だったのです。

安静期間が長くなると、その後の生活への影響も大きくなるのが高齢者

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上記の事例の方、爪の痛みで歩くことが苦痛になっていましたが、フットケアが入るまでは原因を特定することができませんでした。

実は、このような事例は多いです。痛みの詳細を訴えることができない人は、痛みの原因を見過ごしてしまい、少しずつ歩くことが減り、筋力が低下してしまいイラスト のような悪循環ができてしまうことがあります。

もし、転倒をして安静が続くと体力や筋力の低下があらわれます。元通りに動けるまでに、時間がかかります。

高齢者の「安静期間」は特に低下が顕著で深刻です。

体調不良での安静期間はもちろん、なんとなく減っている運動量にも注意してください。

1・安静期間をつくらない 

2・運動量を減らさない(維持する) 

これが、介護予防に大切なことです。

体調管理ももちろん大切なことですが、合わせて歩く前の足元環境を整えましょう。 足元環境=足爪のケア・靴の選び方・靴の履き方・足の観察・その他 などたくさんあります!

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