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「変化と技術に強く、スピード感のある組織」の存在に驚き、のちに入社した話

こんにちは。アシアル広報チームです。今回お話しするのは、エンジニアの内藤謙一。理想的な働く環境を探し続けた結果、2014年にアシアルのメンバーに加わりました。そんな内藤だからこそ見ることができた、アシアルの姿に迫ります。

入社前にアシアルとMonacaから受けた衝撃

アシアル入社以前から、エンジニアとしてアプリ開発プラットフォーム「Monaca」を使っていたという内藤。弊社代表の田中正裕とプロジェクトマネージャーの斉藤勝也とも顔見知りで、「まだ前の会社に所属していたときに、Monacaを用いてアプリを作るということで打ち合わせをしたことがあったんです」。

ただ、当時のMonacaには、まだまだできないこともたくさんありました。

「この機能がないと今やりたい仕事はできないな、こういう機能が必要だな、という課題がいくつかあったんですけど、それはなかなか難しいことだから、そんなにすぐには対応できないだろうと思っていたんです。でも、そういう話をしたらすぐに、軽く“じゃあ、それをそうしましょう”、“こうしましょう”っていう感じでできていって。その技術力の高さは衝撃的でしたね」

勤務形態よりパフォーマンス重視。会社の期待が純粋にうれしかった

衝撃を受けてから、2〜3年後。内藤はアシアルに入社します。入社の決め手となったのは、「事情があって、通常のフルタイムでの勤務形態が難しくなってしまったんです。でも、アシアルはそれを考慮してくれて。勤務形態よりもパフォーマンス。やった仕事を重視してもらえる」ことが一つ。

「僕は会社員として働き始めたのが遅いんです。博士号を取って、そのあと研究員をしていたので、一般企業で働き始めたのは、34歳からで。雇う側からすると雇いづらいですよね。特に、日本の場合は年齢が高くて、社会人経験がないとすごく難しい。

でも、アシアルはそういったことで制限されることはなくて。自分の仕事に期待してくれたので、すごくよかったなと。ただ、それは力を発揮できなければ、追い出されることも覚悟しないといけませんよね(笑)。社長からも試用期間中の条件は結果と言われていましたし。都合のいいことだけではなくて、リスクがあることも入社前に話してもらったので、それもよかったなと思います」

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挑戦できるのは、問題が発生しても対応できる力があるから

入社後は、「いきなり、いろいろと仕事を任せてもらいました」と内藤。それには戸惑いもあったと言いますが、「任せてもらえるというのは、信頼してもらえているということ」と前向きに。それは、「無理難題を押しつけられるわけではなくて、相談すればいろいろ返ってきたり、力を貸してもらえる」という環境だったから。

「自分で問題解決の雛形を作るところから始まるんですけど、周りにはノウハウを持っている人たちがいる。しかも、自分たちはこれしかやりませんって限定していなくて、それぞれに知識と技術を向上させていて。

アシアルって、新しい技術を早い段階で取り入れるんですよ。それって、けっこう難しいことで。普通は、ある程度安定してきてから、その技術を取り入れることが多いんですね。うまくいかなかったときにフォローアップするのは、大変なことなので。

それをあまり臆さずに取り込めるのは、もし問題があっても全部作り変えるとか、そういうことに対応できるだけの力があるからなんですよね。これはなかなか真似できないと思います。

ベンチャー企業には優秀な技術者がたくさんいますけど、それでも新しいことに挑戦する・冒険するのはリスクがあってなかなかできることではありません。会社から、面白そうだからやろうって言われても、何かあったときに保証できるか、技術者だけでは判断できませんし。

リスクの回避は重要なことですけれど、それ以上にアシアルは新しい技術を導入したときのメリットを重視していて、会社全体でバックアップしてくれる頼もしさがありますね。

逆に、課題を解決するためであればわりと古い技術でも取り込みます。そういうことにあまりこだわらずに、課題解決のために必要なものは試す。そういう会社だと思います」

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プロジェクトごとに適切なチームを組んで臨む

アシアルが「そういう会社」になったのは、「社長が技術にすごく強いっていうのは大きいと思う」と内藤は言います。また、「社長に限らず、リーダーとかマネージャーも技術力が高いですね」。

ただし、リーダーやマネージャーも、「プロジェクトごとにその立場になっているだけで、部長とか課長とか、そういうことにはなっていないんですよね」。そのプロジェクトに適切なチームを組んで取り組む。それも「アシアルの特徴だと思います」。

「アシアルは、各自の強みを活かしているイメージがあるんですよね。会社としては平均的なクオリティを保つことが大切で、誰が入っても同じ水準でパフォーマンスできるつくりにしておく必要があるのですけれど、実際にはかなり個人の技量に依存してるんです。

個人に依存しつつ、チームとしては同じ水準を保たなければいけないという矛盾したものを抱えながら、それをルールとかマネジメントによってではなくて、個々人の高い技術力と強みを活かして、お互いへの信頼でまとめている感じがします」

開発のしやすさを求めたら普通じゃできない設計もできた

Monacaのユーザーだった内藤も、今ではMonacaの開発担当です。そのMonacaは、「なかなか他社では難しいサービスなのではないかと思います」と内藤。

「アプリって、自社だけで“うちはこうします”っていうわけにはいかなくて。アップルとかマイクロソフトとか、それぞれが規格や仕様を変えていっちゃうから、それに対応せざるを得ないんです。それに追従するにはある程度のスピード感が大切で。アシアルはそこがすごい。同じサービスをしたいと思う会社はあるかもしれないですけど、実現するのは難しいと思います」

Monacaが目指すのは、内藤いわく「基本的には開発者向けのツールですので、開発しやすいことと、ある程度実用度の高いアプリが作れること」です。

「2000年代後半くらいから、システムを仮想環境上で動かす技術がどんどん増えてきたんですね。Monacaもそれをいち早く取り入れています。その中でもすごいなと思うのは、コンテナ技術の活用ですね。

Monacaはクラウド上のサービスなのですが、そこにユーザー個別の開発環境をまるごと置いておける。自社内の開発でコンテナ技術を活用するところは増えていますが、他者に提供するサービスにここまで組み込めている例はあまりないのではないでしょうか。開発の複雑さに対応するために、そういった技術も取り込んでいます。

ただ、そういう設計は普通じゃなかなかできないことです。理屈ではこういう機能が必要だとわかっていても、実際のサービスに導入するには相応の技術が求められますし、何年もかけてテストが必要ですし、時間もかかります。それをスピーディーに導入できているのも、アシアルの特長だと思います」

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伸びるのは変化に強い会社。これからも共に成長したい

「例えば自動車も、今でこそ電気自動車とか水素自動車とか自動運転とか、いろいろ新しい技術が入ってきていますけど、そういうものが入る前は、基本的に同じ技術を洗練化して作られていたんですね。でも、IT技術はその段階までにはなっていなくて。まだまだ変動の大きい過渡期なんです。

インターネットが日本でも一般に普及して20年ちょっと。その間にもモバイルが出たりとか、変化がけっこう激しいですよね。そういう環境では変化に強い会社が伸びると思っています。

アシアルは、メンバーそれぞれが常に学び続けていて、だからこそ提案力だったり技術力があって、リカバリーに自信があるから挑戦もできる。いろんな変化が起こっても、それに応じて進んでいける会社だと思うんですよね」

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PROFILE 内藤謙一(ないとう・けんいち)
エンジニア
PC-8001と出会ってパソコンの面白さに惹かれ、プログラミングを勉強。大学ではコンピューターを離れて物理学を専攻し、原子核理論の研究を続けていたが、その後、IT系の企業に就職。理想的な環境を探し続けて、2014年、アシアル社に入社。
Monacaの開発も担当し、モバイルアプリケーション(iOS/Android)開発、Webアプリケーション開発(PHP/Ruby/Java)を行う。他人のソースコードを読むのが好き。


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