見出し画像

Golden Rose Tea(ゴールデン ローズ ティー) ―ふんわり薔薇が香るフレーバーティー

 先週試した紅茶ブランドTWGのBain De Roses Tea(ベイン デ ロージーズ ティー)は、もはや薔薇の香りと味しかしなかった。ただ、ウェブサイトを見ると、他にもあるようだ。今回は、前回と同じように「Rose(薔薇)」の名前が付いた紅茶であるGolden Rose Teaを紹介する。
 
 袋を開けてみると、薔薇の要素に加えて少し甘めの香りが漂ってくる。今まで飲んだ中なら、少し柑橘系の要素も兼ね備えているFrench Earl Grey(フレンチ アールグレイ)がやや近そうだ。口に運ぶと、最初に押し寄せてくるのは甘めの印象で、Weekend in Bombay Tea(ウィークエンド イン ボンベイ ティー)やNumber 2 Tea(ナンバー ツー ティー)と似ている。ちなみに前述の2種はダージリンや緑茶といった爽やかな味わいの茶葉が配合されているが、今回のGolden Rose Teaの説明にはそういった記述はなかった。甘さが去った後は、茶葉と一緒に入った薔薇の花弁由来の優しいの風味がやってきて、最後は甘いスパイスのような余韻を残す。
 飲み方としては、ストレートがおすすめだ。ミルクも合いそうな雰囲気はあるが、薔薇の香りからは遠ざかりそうな気がする。レモンは、茶葉の持つ甘さとの相性があまりよくないと想像する。
 
 良いバランスの個性を持った茶葉のため、何とマリアージュとしても良い塩梅になりやすいと推測する。食事系の場合は、もっとガッツリしたホットドッグから、シンプルなトーストまで良いだろう。個人的には卵フィリングを乗せたオープンサンドを合わせてみたところ、マヨネーズの程よいこってり感と紅茶の余韻がぴったりだった。
 スイーツの場合も、基本的に何でも組み合わせられるはずだ。食事系と同様に、クッキーのようなシンプルな焼き菓子から、チョコレートケーキのような凝った菓子まで好きにペアリングができる。個人的には、カスタードや生クリームが挟まったパンケーキと食べた。クリームの濃厚な風味と紅茶の甘い香りがマッチしており、素敵なティータイムを楽しめた。
 
 最後になったが、Golden Rose Teaは量り売りのみとなっている。また、前回のBain De Roses Tea(ベイン デ ロージーズ ティー)程ではないが、他の茶葉の相場が大体1200円程なのに対して、それよりも値段が高い2700円に設定されている。面白い茶葉ではあるものの、薔薇の香りが強い訳ではないことと、他にも似た風味も茶葉が存在することを踏まえると、色々なフレーバーを試した後に、購入するのをおすすめしたい。
 

Golden Rose Teaの量り売りが入った袋。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?