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シンガポールでSTAY@HOME 7月29日(木)通算479日目 フェーズ2強化版(2回目)の8日目

昨年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在は、漁港やKTVでクラスターが発生したことにより、店内での飲食が一切できないフェーズ2強化版に戻りました。

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7月29日(木)通算479日目 フェーズ2強化版(2回目)の8日目

 海外に居ると、どうも日本の風習や行事に疎くなりがちなのだが、幸いにして昨日の土用の丑の日は覚えていた。そのお陰で、シンガポールに居ながらも鰻を味わうことができた。柔らかな蒲焼きを食べながら、注文が無事にできたことの喜びも噛み締める。実はなかなか注文が確定できなかったため、もう今年は食べられないかもしれないと思っていたのだ。

 最初に連絡した和食店は、既に配達の予約はいっぱいだった。テイクアウトなら対応できるとのことだったが、シンガポールの最近の感染者数が多いことから極力外出は控えているため、違う店を探すことにする。2軒目も最初は同じ理由から断られかけたが、早い時間なら配達できるとのことだったので、頼むことにした。どちらの店も、普段よりも予約が多かったから、注文の確定が難しかったのだろう。

 2つ目の店で鰻を頼み、電話越しに「今日は特別な日だから、鰻を頼む人が多いんじゃないですか」と店員に尋ねると「ええ。そうですね」と返事があった。シンガポール人なのか、日本人がこぞって鰻を食べる日を不思議に思っている様子が伝わってくる。

 当地は日本に好意的な人が多く、和食の店も多い印象がある。ただ、土用の丑の日のような文化は、生まれ育った環境にないと変な風習にしか見えないのだろう。私自身、起源は理解しているものの、今までの習慣で食べてきたから、今年も食べたいという部分が大きかった。日々の生活に影響を与えるのは今の環境ではなく、幼少期の環境のようだ。

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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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