親なきあと相談って誰が音頭とって進めていくの?放っておくと、何も対策できずに終わることも。
親御さんがご高齢になってきたり、病気にかかることで、きょうだいの中でより一層心配になってくる親なきあと問題。
ご家族によって、親なきあとを考え始めるタイミングや準備の進み方は異なります。
きょうだいは話の場には含めず、親御さんが全て判断・決断をされるご家族もいれば、きょうだいの意見を尊重し、最終的な部分だけ親御さんが判断・決断をされるご家族もいます。
正解はないですが、ご家族の皆さんが納得されて準備を進められるのが理想ではあります。
どのような形であれ、ご家族間でなかなかうまく話が進まない場合もあります。
「夫婦間で腹を割って話ができない」
「夫が妻任せのスタンスだが具体的な対策は保留にしてしまう」
「今まで参加していなかった家族が途中参加して、0スタートになる」
どれも親なきあと相談を進めていく上で、起こりうるリスクなのです。
親なきあと相談をきっかけに、ご家族において、今まで見なかったことにしてきたこと、蓋をしてきたことの「課題」が浮き彫りになってきます。
ご家族だけで話し合いをすると感情的になってしまったり、情報不足で話合いが止まってしまうことが多いようです。
多くのご相談に乗らせていただいた経験から、1番円滑に話合いが進むのは、
「第三者である専門家がご家族の間に入って、スケジュールを組んで進めていくこと」
です。
親なきあと相談は重要だけど、急ぎではない。ということで、日常の忙しさで、それを考える時間が後回しにされる傾向があります。
第三者の専門家が間に入ることで、「次はいついつに何について皆さんで話しましょう」「つぎはいついつ…」
というような感じで段取りを組んで進んでいきます。(このスケジュール感が準備を進める為のポイントです)
稀ではありますが、中には親なきあと相談をきっかけにご家族に対して、脅迫・暴力などの紛争にまで発展してしまうケースもあります。
その際には、弁護士や警察に介入していただくこともあります。
まずは、お近くの親なきあと相談室に相談してみましょう。
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