よりそいサポートのサービス提供を始めた理由
当事者家族の親御さんは、日々障害をお持ちのお子さんのことで奮闘しています。
また、子どもが大きくなってくると、自分たちのなきあとのことをより考えるようになってきます。
日々の忙しさに忙殺され、親なきあとのことを真剣に考える優先順位は後回しなってくることも多いそうです。
この「親なきあと」の相談を受けるようになって、この意見がとても多かった事に当初は驚きました。
大事なこととわかっているが、今すぐに動けない。
どうやったら、この大切な問題を考える時間を作ってもらえるのか。
私の考えた答えは、障害福祉事業者の方の「親なきあと」問題に対する意識を上げることでした。
それからというもの、障害福祉事業者の経営者はじめ現場の職員の方に「親なきあと」に関する意識アンケートを行いました。
結果は、
「大事な問題とわかっているけれど、当事者家族の問題だから…」
「親なきあとについて、どこに相談したらいいのかわからない…」
こういった答えが多かったのです。
普段、障害者本人や親御さんと接する機会のある事業者(施設)の方から、「親なきあと」の話が少しでも話せたら。
「親なきあと」の問題に関して、専門家にすぐ(気軽に)相談できる環境があれば。
親なきあとが発生したあと、本人やきょうだいが自分らしい生活を歩んでいけることに繋がるのではないかと思ったのです。
そこで、私たちは事業者向けのサービス「よりそいサポート」の提供を始めました。
1年に1回、その施設の職員や当事者家族の方が「親なきあと」のことだけを考える時間の提供。(親なきあとウェブセミナーを1.5h)
また、職員の方が、当事者の「親なきあと」について、心配になった時、専門家にすぐに相談できる環境の提供。(メールかLINE)
これらの2点の内容で日本の「親なきあと」問題の事業者の方が当事者家族の親なきあと問題を考える習慣をつけるお手伝いをしたいと思っています。
地域関係なく、オンラインでできる環境もご用意いたしました。
もう近くに相談できる場所がないから、相談できないという時代は終わりました。
一緒に当事者家族が安心して生活できる環境を創っていきましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?