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【障害者の親なきあとって?】

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#放課後等デイサービス

親なきあとの問題はいつ頃からあるのか?

親なきあとの問題はいつ頃からあるのか?

知的障害者の「親なきあと」をどうするかというテーマは、1953年の「精神薄弱児対策基本要綱」、および1960年の「精神薄弱者福祉法」制定のころから、徐々に社会の関心を引くようになってきました。

では、それ以前が問題がなかったのかというと、もちろんまったくそうではありません。

知的障害者に関しては、家族にすべての負担を負わせ、家単位で解決せざるをえない状況がずっと長く続いてきました。

そのため

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本人の状況によって有効な制度を選ぶ

親が自分の資産や財産を、子どもの将来の生活のために残してあげたい、というのはあたりまえの感情です。

特に障害のある子どもの場合、本人が得られる収入は健常者より少ない場合がほとんどなので、なるべくたくさんの資産を残してあげたいという思いは強いことでしょう。

では、資産を確保したとして、それを子どもに渡すにはどうしたらよいのでしょうか?

もしかしたら、真っ先に、遺言のことを思い浮かべた方が多いか

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親なきあとの身の回りと日々の生活のこと

親なきあとの身の回りと日々の生活のこと

生活に必要なお金の管理方法と、生活の場となる住むところは確保できたとしても、それだけで安心できるということではありません。

いわゆるQOL(Quality of Life)、つまり人生の質を高め、幸福な生活を送るということも、本人には当然の欲求ですし、親としてもぜひそうあってほしいと考えるところだと思います。

障害のある人は、食べるものや日常のさまざまなところでこだわりがあったり、周囲とうまく

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