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よく聞くPTSDについて調べてみた

PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)は、死の危険に直面した後、その体験の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックのように思い出されたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、辛さのあまり現実感がなくなったりする状態です。

生死に関わる体験をしたからといって、全員がPTSDになるわけではありません。では、PTSDになる人はこれまでは何の問題も無く生活していた人がPTSDに悩まされている例もたくさんあります。どんな人がPTSDになりやすいのかについてはいくつかのことが分かっています。まず、本当に死の危険を意識するほどのことがあったのかどうか、ということです。米国の研究ですが、被災者のうちでPTSDを発症する人は数パーセントですが、これは同じ被害者でも死の危険に直面した人は必ずしも多くは無いことによります。これに対して、レイプ、戦闘体験の場合は過半数がPTSDを発症します。これは、こうした体験は常に重度の恐怖への直面を伴っているためだと思われます。次に、被害の後の社会的サポートが足りなかったり、生活のストレスが大きかった人にはPTSDが発症しやすいことが知られています。そして恐怖反応の引き金となりやすいアドレナリンの分泌が大きい人、つまりスポーツマンタイプの人や、危機に直面して人を救出する人々もまた、PTSDのリスクが高いことが分かっています。カフェインによって不安が増強することも少なくありません。被害のあとで、元気をだすためにカフェインが増えている人は注意が必要です。最後に、以前にトラウマ体験や児童期の虐待などの逆境体験が複数ある人にはPTSDのリスクが高くなります。

その症状がPTSDだと気がつかないこともあります
生命の危機に直面するほどの体験をしていても、今悩まされている症状とその体験を結びつけることができないこともあります。
原因がわからないまま、こころの不安定な症状が続くと、原因がわかっている時以上に本人も周りの人もつらく、疲れてしまいます。それが過去の体験に関係していると気づくことができれば、それは回復への第一歩となります。

PTSDのサイン・症状
PTSDでよく見られる症状には次のようなものがあります。
突然、つらい記憶がよみがえる
事件や事故のことなどすっかり忘れたつもりでいても、ふとした時に、つらい体験の時に味わった感情がよみがえります。
それは恐怖だけでなく、苦痛、怒り、哀しみ、無力感などいろいろな感情が混じった記憶です。
周りからみると、何もないのに突然感情が不安定になり、取り乱したり涙ぐんだり怒ったりするので、理解に苦しむことになります。
その事件や事故を、もう一度体験しているように生々しく思い出されることもあります。また、同じ悪夢を繰り返し見ることもPTSDによくある症状です。
常に神経が張りつめている
つらい記憶がよみがえっていない時でも緊張が続き、常にイライラしている、ささいなことで驚きやすい、警戒心が極端に強くなる、ぐっすり眠れない、などの過敏な状態が続くようになります。
記憶を呼び起こす状況や場面を避ける
何気ない日常の中につらい記憶を思い出すきっかけがたくさん潜んでいます。多くのPTSD患者さんは何度も記憶を呼び起こすうちに、そうしたきっかけを避けるようになります。
どんなことがきっかけになるかは本人でなくてはわからず、本人も意識できないままでいることもあります。
意識できない場合でも、自分で気づかないうちにそうした状況をさけるようになるのです。 その結果、行動が制限されて通常の日常生活・社会生活が送れなくなることも少なくありません。
感覚が麻痺する
つらい記憶に苦しむことを避けるために、感情や感覚が麻痺することもあります。そのために家族や友人に対してこれまで持っていたような愛情や優しさなどを感じられなくなったり、人に心を許すこともできなくなりがちです。
これは、つらい経験の記憶からこころを守るための自然の反応なのです。
いつまでも症状が続く
こうした症状は、つらく怖い経験の直後であればほとんどの人に現れるものです。ですので、事件や事故から1か月くらいの間は様子をみて、自然の回復を待ってみます。
数ヶ月たっても同じような症状が続いたり、悪化する傾向がみられたら、PTSDの可能性を考えて専門家に相談してみてください。

日本の総人口の1.3%に生じるとされ、ありふれた病気といえます。3カ月以内に半分以上の方が自然回復するものの、1年以上経っても一定数の方は自然回復しないとする研究もあります

PTSDは1980年台後半にベトナムからの帰還兵たちが精神的に苦しんでいる様子の研究結果からASD、PTSDという名を付けられたそうです

つまり40代以上の方には、あまり知られていない用語だと私は思いました

最近はいじめでよく聞く単語です
芸能人などのかたが体験を語っている「虐められている君へ」などから分かるように
どんなに大物になったとしてもいじめられている経験を忘れている方はおりません
重症の方は毎月1万円前後かかります
私はこれらの経費を加害者に求めれるような社会になるように願っています

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