2021年 年賀状制作過程①(ClientWorks)
(制作過程 掲載許可済)
キンコーズ(九州・中四国地区)様の案件。丑(うし)年です。
制作過程その① (制作過程②はこちら)
担当する年賀状は
アート年賀状 と つなぐ・つながる年賀状
(↑LINKですでに購入できるようになっています)
アート年賀状は闘牛にしようと思いました。
で、調べてみたところ、スペイン闘牛って動物愛護の観点から
いまは行ってないんですね。かわいそうだもんね。
闘牛じゃないのにしよう。牛の練習してるうちに閃くかもしれません。
骨格や筋肉のお勉強。
動物それぞれの身体の特徴というを知った上で
デフォルメしたほうがずっと説得力が増すのです。
リアルでもデフォルメでも最初はこのお勉強は欠かせません。
特徴を掴むのに2~3枚ですむこともあれば、10枚くらいかかることも
あります。クロッキー帳かコピー用紙です。
少し透ける紙を使用することで上から
トレスしたいとき都合が良いので厚い紙は基本使わない。
消しゴムを使う気はないのでペンで描きました。
鉛筆の雰囲気を試したいときは鉛筆使います。
描くたびに徐々に動物の個性を残しつつ省略が増えていきます。
牛の荒々しさ・ワイルドさを表現するには力強い筆が良いのでは?
と思い試してみます。まぁ今回はある程度「たぶん筆だな」というのは
描く前から考えてたのでしっくり来るのは早かった。
悩んだ時は鉛筆・ボールペン・万年筆・マーカー・カリグラフィペン・筆・他に何かないかなと永遠と試し続けます。
見ないで描けるくらいは練習します。
ん?たまたま向かい合って良い感じの牛が二頭いますね。
レイアウトしてみましょう。
うん!思った以上になかなか良い感じだ!
もはや変な手を加えなくてもこのままが良いのでは…しかし
どこに…HAPPY NEW YEARいれよう…。
年賀状のお仕事のほとんどは、文字の位置が決まってるのです。
文字を寄せたり広げたりはできない。(相談出来る場合もある)
もう…このデザインじゃツメツメ。下の左右も寂しさが…
横じゃなくて縦ですね。
整えすぎると小綺麗になってワイルドさが損なわれるので、
調整は最小限に。
アップになって迫力満点!
そして年賀状なので紅白を意識して牛を着色。
背景の黄色と青は、数年の私の推しカラーです。
オシャレとインパクトを兼ね揃えた
私の絵にあった色合いだと思っています。
この色合いを見たら
「芦刈さんだな」と記憶にも残りやすいんじゃないかと。
珍しい配色ではないですが、
ここまでドーンというのはあまり見ないと思います。
また、ふつう年賀状じゃありえないような色を使うことで、
それに使う側としても
大量に届く年賀状の中でも印象に残る一枚になるかなと。
出した人も
「今年の年賀状、インパクトあったね」と言われると嬉しいかなと。
イラストのお仕事は
クライアント様やユーザー様のことを考えて制作します。
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年賀状はぜひキンコーズで!LINK
「芦刈さんの年賀状はよく売れるなぁ」と
価値・収益を生み出すのがイラストレーターの役目ですので
その為にはもちろん宣伝もします。
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