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抗う根っ子

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自由に育とうする若い幹を退嬰的な発想で簡単に伐採する日本社会へ強い根を持って抗うという諷刺です。
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2014年6月の記事一覧

面白ければ学び成長する、面白ければ人が集まる

面白ければ学び成長する、面白ければ人が集まる



去年、2013年9月11日放送の「ホンマでっか!?TV」は最新教育事情がテーマだったのだが、この放送回で、改めて考えさせられる内容があった。

No.07
   先生が面白がると生徒に興奮が移り面白がる!?

生物学評論家、池田清彦氏の発言が以下だ。

面白いと思うことが大事で、学校教育でも知識を教えるって言うけど、先生が面白くなさそうに教えても子供はダメなんだよ。同じことを教えててもね、先生

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まさか、ペット飼う感覚で産んでみたのか?

まさか、ペット飼う感覚で産んでみたのか?



育てる気が無いなら産むなとか親失格だとかいう声も例によって多いのだが、親になる自信がないとか望んでいなかったのに妊娠してしまった場合に「中絶」を選択したらそれはそれで親の敵のように人殺しだとか言って非難するんだから、育てる自信がないのに産まされて、それで案の定こういう自体にまで追い込まれたらやっぱり責められて、じゃあどうしろっていうのよってのがこういう問題をどんどん誘発しているんでしょう。

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女子高生に淫行しても子供にとっては良い教師だった。

女子高生に淫行しても子供にとっては良い教師だった。



私が小中高時代、既にろくな教師がいなかった。そんな状態がもう20年近くも続いているということだ。

学校を“ブラック企業”化する、「子どもが可哀そう」という呪文
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawaikaoru/20140626-00036775/

教科書に載っていること以外の質問は絶対に答えてくれない教師、進路の相談に真剣に耳を傾けない教師、明らかに行わ

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遅いレジ打ちが気にならなくなったのは、現代における時間の概念が変わったからか?

遅いレジ打ちが気にならなくなったのは、現代における時間の概念が変わったからか?



私自身でも感じるところであるが、スマートフォンの登場で現代人は時間に寛容(ルーズ)になったと言われている。まだガラケーしか無い時代でもそうだったのだが、Twitterやfacebookの登場で、よりリアルタイムな状況を連絡する手段が出来て、例えば待ち合わせ時間に間に合わなくても、今どこに居て、あとどれくらいで到着しそうなのかが、お互いに分かるようになった。

何も手段が無い時代には、時間に間に

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食べログの過ちは、「舌」を蔑ろにしたことだ

食べログの過ちは、「舌」を蔑ろにしたことだ



最近はすっかり「食べログ」の批判を聞くことが多くなった。リアルな生活でもそうだし、ブログメディアでも取り上げられていることが多い。これはもう「食べログ」に取って代わる新しいサービスが必要な時期に来ているということなんじゃないだろうか。

「食べログ」の批判をする人たちは、やはりあの評価に対してとても懐疑的になってきている。それはこれだけ世間に浸透して、「食べログ」を色んな人が幅広く経験したから

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コミュニケーション過剰は人類を滅ぼす?

コミュニケーション過剰は人類を滅ぼす?



私は小さい頃から極力他人とコミュニケーションを取りたくないと思って生きてきたので、SNSの類が大変に好きではないのだが、今ではもうTwitterやfacebook、mixi、LINEといったコミュニケーションツールが無いととても生きられないとさえ言う人もいる。

とにかく、気の合う仲間と、何時でも何処でも繋がっていたい。この話題ならこの仲間、あの話題ならあの仲間、常に自分の興味の対象と重なる仲

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電車は「危ない乗り物」だったか?

電車は「危ない乗り物」だったか?



今年になって電車の事故が相次いだ。例えば元住吉の事故は私の地元でもあるから、他人事とは思えなかった。

相次ぐ鉄道事故受け緊急対策会議 来月にも国交省
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2500V_V20C14A2CC0000/

ぜんぶ雪のせい……ではなかった? 東横線追突事故
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/

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それぞれのやりたいことがそれぞれの喜びであることが仲間への第一歩

それぞれのやりたいことがそれぞれの喜びであることが仲間への第一歩



アゴラ(言論プラットフォーム)の記事「なぜ学校に通わなければならないのか」については、私にも思うところがある。

私にとって、学校で得たものはすごく少なかった。例えば人間関係を挙げれば、学生の頃の付き合いが未だに続いているというような人なんて一人もいやしないし、たぶん、道端でかつての同級生とすれ違っても私は分からないだろうし、分かっても声も掛けないだろう。未だに10年以上の付き合いがあるという

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Q.何で勉強するのか? A.周囲の口を噤む為

Q.何で勉強するのか? A.周囲の口を噤む為



小学生、中学生の頃は、勉強するのがとても嫌いでした。大嫌いでした。まさしく、ありきたりな理由、

何の為に勉強をするのか分からない

これ以外に理由はありませんでした。

算数、数学だけは、ゲームみたいに捉えていたので、「100点を取れば勝ち」「99点は負け」のルールで、もはや遊びでした。算数、数学は、計算問題だけでなく、図形や証明問題もあり、バリエーションが豊富で、ほんとにゲームみたいなライ

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今は魔女狩りの時代、「つぶやき一瞬 台無し一生」は笑い事では済まない

今は魔女狩りの時代、「つぶやき一瞬 台無し一生」は笑い事では済まない



昨年、以下のようなニュースがあった。記事にもある通り、日本でも「バカ発見器」と言われて取り沙汰される昨今、色んなことを考えさせられる。

つぶやき一瞬 台無し一生 米ネット大手広報部長、炎上即解雇
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131225/amr13122509060004-n1.htm
米大手ネット企業の女性広報部長が、ミニブログのツイッターに差別

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そういえば子供の頃はマクドナルドが楽しくてしょうがなかった

そういえば子供の頃はマクドナルドが楽しくてしょうがなかった



マクドナルドの業績不振について分析するコラムはどれも面白いのだが、その中でハッと気が付いたものがあった。

「ファミリー層が激減した」

確かにその通りだ。というか、気が付いてはいたのだが、今の自分にとって特に違和感のないマクドナルドの方向性だった。今でも私は頻繁にマクドナルドを利用するが、あの頃の子供のまま、今の状態のマクドナルドを利用するか、と問われれば、まず間違いなく子供の私は利用しない

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映画「俺はまだ本気出してないだけ」にも蔓延るアラフォー世代の「やりたいことやる教」

映画「俺はまだ本気出してないだけ」にも蔓延るアラフォー世代の「やりたいことやる教」



最近、アラフォー世代の間で「やりたいことやる教」が蔓延しているらしい。平成24年簡易生命表によれば40歳の平均余命は「41.05歳」だから、ちょうど人生の折り返し地点ということになる。私はまだアラフォーには到達していないのだが、いよいよ残りの人生も半分か、というところまで来ると、人生について真剣に見つめ直す機会にでも恵まれる(?)のだろうか。

調べてみるとどうやらアラフォー世代の人たちは元々

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今の若い世代は合理的になって心が無くなった?

今の若い世代は合理的になって心が無くなった?



今の若い世代の人たちは、自分にとって有意義な24時間とする為に、様々な取捨選択を無意識のうちに行えるようになっている世代のように感じる。

歩きスマホや電車内でのスマホ利用はもちろん批判もあるが、移動時間を無意識のうちに情報収集という有意義なものに置き換えている。時間の捉え方に変化が起きていて、もちろんそれは依存性でもあるとは思うが、ただ時間が過ぎ去ることを許さないようになってきているのは良い

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