「パーパー、かっこいい。」とずっと言われたい。
妻・娘・息子・私の4人家族。
妻に「かっこいい。」と言われることは、今後無い。ボーナスが多めに出ても、おそらくない。
娘&息子は、まだまだチビで、「パーパーが世界で一番かっこいい。その次が、木村君とトニー・スターク。」と言ってくれる。どこで覚えてきたのだろう、上手くノせてくれる。
そんな、娘&息子もいずれは、「パーパーとお風呂入りたくない。」「パーパー、臭い。」等の鉄槌を躊躇なく、この古びたサンドバックへ下すことになるだろう。ちなみに「パーパーと一緒に洗濯しないで。」は既に経験済みである。
もしも叶うなら「パーパー、かっこいい。」
ずっと言われていたい、最大の賛辞である。
中学・高校の卒業式でも 「パーパー、かっこいい。」
成人式でも「パーパー、かっこいい。」
結婚式でも「パーパー、かっこいい。」
葬式でも「パーパー、かっこいい。」
ついでに娘&息子の友達からも「パーパー、かっこいい。」
ずっと言われ続けることができるなら。こんなに幸せなことはないだろう。
しかし、この長い人生において、「パーパー、かっこいい。」と言われ続けることは、不可能に近い。
日頃の生活において、食事・飲酒・運動・仕事・生活習慣等の様々な生活様式をコントロールしなければ、「パーパー、かっこいい。」と言われ続けることはできない。ほんの数週間、数か月であれば自分を律し続けることは可能であろう。しかし、何年も何十年もである。何年も積み重ねた努力が少しの間、気を抜くだけですぐさま、「パーパー、かっこ悪い。」へ転落してしまう。転げ落ちるのは本当に簡単なもんである。
人生における数々のライフイベントは、ちょっとしたミスを犯すだけで、「パーパー、かっこ悪い。」一発で転落できるリスクを孕んでいる。
運動会の親子リレー
授業参観
数々の式典でのスーツ姿
友達の家族との交流 BBQ等
出来る事なら参加せずに引きこもっていたいが、
そういうわけにもいかない。
日頃の節制&ライフイベントの恐怖。考えるだけで
「パーパー、かっこ悪い。」
の外見と中身が構築されてしまいそうです。
ハードルが高すぎる。生来の自分への甘さ。そして土壇場で発揮される天才的なおっちょこちょいぶり。
「パーパー、かっこいい。」
諦めることにします。
「パーパー、かっこ悪い。」でも良い。それでも、もしも叶うなら
「パーパー、大好き。」
と言われ続けるパーパーになろう。
手前勝手な意見だが、「パーパー、かっこいい。」
よりハードルが低い気がする。
注)
「パーパー、大嫌い。」になってしまった際のダメージは
「パーパー、かっこ悪い。」の比ではないのでご注意ください。
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