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LINEの新機能「みんなで見る」のビジネスシーンでの使い方を考えてみました。

新機能「みんなで見る」は、グループ通話中にスマホ画面を共有したり、YouTubeをみんなで楽しめる機能だ。グループでビデオ通話や音声通話をしている最中にスマホ片手に画面をシェアしたり、YouTubeを見たりしながら、感想を話し合うなど、互いの場所が離れていてもLINEを通じて時間を共有できるという。

◯利用方法
 「みんなで見る」の利用方法は、通話をしている途中に、画面右下に表示される「みんなで見る」ボタンをタップし、「画面シェア」または「YouTube」を選択。Webや動画を一緒に見られるほか、ネットショッピングをして友だちに意見を聞くといった使い方も可能。Androidでは、落書きできる機能を使って共有画面上にイラストを描ける。

◯人数も拡大
 ビデオ通話、画面に表示される人数も拡大される。スマホは最大6人、iPadは最大9人にまで対応する(これまでのビデオ通話はiOS/iPadで最大4人表示)。

◯表示の変更
 グループの音声通話中の画面の表示方法も、Grid viewとList viewの2種類から選択可能になった。Grid viewの場合は、スマホ画面で最大9人分アイコンが一目で見れるように表示、List viewは参加者のアイコンを縦型のリストで表示する。どちらの表示方法でも、上下にスクロールして参加者全員のアイコンが確認できる。発言者は、アイコンの周囲が緑の枠に囲まれ、大人数でも誰が発言しているのか分かる。リストを見れば、参加者のマイクやビデオのon/offの状態を確認可能。

◯考察
 LINEのこの機能ですが、僕は企業での研修でニーズがあるのではないかと思います。各企業が今回のコロナ禍により、企業は新人研修の見直しを迫られています。

人材育成コンサルタント会社、アルーが3月末に実施した企業の人事担当者向け調査によると、

新人研修について「変更を検討している」と答えた企業は31%に達した。具体的には「リモート型」「eラーニング」などの導入を挙げた人事担当者が56%と半数を超えた。

また、矢野経済研究所(東京・中野)の調査によると、

もともと、人手不足による採用難もあって研修サービスの需要は伸びていた。2019年度の市場規模予測は5290億円と5年前に比べ8%増。新型コロナがさらなる市場拡大を後押ししそうだ。

このような調査・分析結果を鑑みると、この流れは確実なものになりそうです。オンラインでの研修は、Inputには優れています。動画で研修することで、自学自習ができ、それぞれの習熟度により何度でも繰り返し自習することができます。しかし、問題はアウトプットです。ロールプレイなど実践する場がないのです。これをLINEの「みんなで見る」で補完できるのではないかと思います。自宅でロープレした動画をスマホで撮影し、それを遠隔にいる講師と一緒にみながらフィードバックをもらうのです。同様のことがZoomでもできると思いますが、アプリのダウンロード数からみてもLINEでお手軽に実現できれば浸透しそうです。

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