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なりきりラボ・おしごと算数の世界

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コピーライター、起業家、絵本作家、自然科学者・・・子どもが仕事をしたらどうなる?2019年度グッドデザイン賞受賞のアウトプット型・探究学習プログラム「おしごと算数」「なりきりラボ… もっと読む
運営しているクリエイター

#おしごと算数

「確率」をよんで、不確実な未来に挑戦!〜投資家(おしごと算数#7)〜

最近は小学生向けのマネー教育などでも語られることが多くなってきた、投資の世界。エイスクールがお届けする「投資家」の授業は、経済や金融について学ぶだけでなく、「確率(場合の数)」という算数(数学)の観点から投資に迫る、一風変わった内容が特徴です。 ※本記事は、小学生向け探究学習プログラム「なりきりラボ®」「おしごと算数®」(グッドデザイン賞受賞)の各テーマを紹介するシリーズ記事の一つです。 <プログラム開発者、いわたく・すぎちゃんに聞きました!> ー 最近、小学生でも株式

グラフを使って情報を視覚化せよ!〜グラフィックエディター(おしごと算数#4)〜

雑誌や新聞・ウェブサイトなどでよく目にするグラフや図表。SNSなどで誰もが気軽に発信できる情報社会において、複雑な情報を簡潔に伝える「視覚化スキル」は欠かせません。「グラフィックエディター」は、身の回りの数字が表す情報を読み取りながら、【グラフ化 × イラスト化】で、わかりやすく表現することに挑むプログラムです。視覚化スキルを手に入れたら、最後は雑誌の特集記事づくりにチャレンジ!お気に入りのトピックをわかりやすいだけでなく、魅力的に伝えられるかな? ※本記事は、小学生向け探

ロゴがわかりやすいのは図形のおかげ?〜ロゴデザイナー(おしごと算数#2)〜

街なかにあふれるさまざまな標識・サイン・ロゴマーク。そのシンプルな図柄には人々がぱっと直感的に意味合いを認識できるようにと、たくさんの工夫がなされています。「ロゴデザイナー」は、平面図形の性質を探りそのイメージを深めながら、オリジナルのロゴづくりに挑む図形探究プログラムです。 ※本記事は、小学生向け探究学習プログラム「なりきりラボ®」「おしごと算数®」(グッドデザイン賞受賞)の各テーマを紹介するシリーズ記事の一つです。 <プログラム開発者、いわたく&きいろちゃん&すぎちゃ

人気の知育玩具で遊びながら学べちゃう?!ハマる図形探究〜おもしろ算数:図形編〜(おしごと算数番外編)

図形カルタ、マグフォーマー 、ジオボード・・・人気の知育玩具で遊びながら図形の不思議を発見・体感したり、その歴史に迫ったりする講座、おもしろ算数(図形編)。数よりもずっと長い歴史をほこる図形の世界にどっぷり浸かります。 ※本記事は、グッドデザイン賞受賞の小学生向け探究学習プログラム「なりきりラボ」「おしごと算数」の各テーマを紹介するシリーズ記事の一つです。 <プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー おもしろ算数「数編」に続く今回の「図形編」。「おしご

データを読み解け!数字が教えてくれる、未来の世界〜未来予報士(おしごと算数#5)〜

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー 未来予報士って、あまり聞き慣れないお仕事ですね。どんなことに挑戦するのでしょうか? いわたく:子どもにもわかるうまい言い回しはないかなーと思って、こんなタイトルに(笑)。過去における数字の変化から未来を予測する、データアナリスト、といったところでしょうか。マーケティングの専門家よりもシンクタンクの研究者のイメージが近く、題材とするのは世の中の大きなトレンドや社会問題など。例えば漁獲量や日本人の身長、スマホの画面

サイエンス×アートでつくりだす、ミニチュア世界〜模型クリエイター(おしごと算数#3)〜

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー 「模型クリエイター」とは、あんまり聞き慣れない職業ですね。 いわたく:実物大のものを適切な比率で縮小・拡大(場合によっては等倍)することで模型をつくる仕事なんですが、身の回りを見渡すと意外とたくさんあるんですよ、彼らの作品が。「東武ワールドスクエア」や新しくできた「スモールワールズ」のようなミニチュアテーマパークはわかりやすい例ですが、ほかにも建築模型、レストランのショーケースに並ぶ食品サンプル、人体模型、ミニ

脱ドリル!計算力が売上を伸ばす、実践的算数〜コンビニ店長(おしごと算数#1)〜

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー おしごと算数は全18プログラム(3つの番外編含む)が揃いようやく一巡しました。久しぶりに2ヶ月間にわたって開講する「コンビニ店長」ですが、おしごと算数のザ・定番プログラムとも言えるものですね。 いわたく:そうですね。小学算数の王道である「計算=四則演算」が一番活躍する仕事ってなんだろうと考えた時に、モノを売り買いする”商売”だなと考えたんです。子どもたちが生活者(消費者)として実体験があることも決め手となって、

誰でもできる立体の描き方を伝授!〜建築家〜(おしごと算数#11)

子どものうちから鍛えると良いとされるスキルの一つ、空間把握能力。小学校高学年になると展開図や見取図など、平面図形と立体図形を行き来するような問いが出題されるようになり、苦手意識を持ってしまう子どもも少なくありません。「おしごと算数:建築家」では最初から頭だけで考えようとせずに、実際に手を動かして描いたり作ったりすることで、図形に対する体感覚を養います。身近な建物や憧れの職業をテーマにとりあげるのも、モチベーションアップの秘訣! ※本記事は、グッドデザイン賞受賞の小学生向け探

スポ根算数から脱却せよ!〜おもしろ算数:数編〜(おしごと算数番外編)

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー おしごと算数の番外編は「パズル算数」に続き2つ目ですね。 いわたく:はい、今回の「おもしろ算数」は数編・図形編の二つで構成される、おしごと算数の番外編です。おしごと算数は算数と仕事のつながりを学ぶプログラムですが、その特性上算数そのものを探究する機会はほとんどありません。なので、この「おもしろ算数」では算数を主役とし、数・図形という二大テーマにスポットライトをあてました。 すぎちゃん:数編のテーマは「新しい発

「感性×論理」で算数ゲームを生み出せ!〜数の魔術師(おしごと算数#15)〜

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー おしごと算数シリーズもそろそろ完結か・・というところで登場しました、「数の魔術師」。これはもはや「おしごと」ではないですよね(笑) いわたく:まぁ、そうですよね。シリーズ終盤ということで少し遊んだタイトルをつけてしまいました(笑)。真面目に答えると、要は算数を活用したアナログゲームデザイナーのことなんです。あまりにニッチな仕事だから、一般的な職業名は思いつかなくて。ある意味、ゲームは子どもたちを魅了する魔法みた

小学生が「カイゼン」に挑戦?!〜工場長(おしごと算数#14)〜

<プログラム開発者、いわたく&すぎちゃんに聞きました!> ー 「工場長」とは、これまた渋い職業を選びましたね!どんなお仕事なんですか? いわたく:一言でいうと生産管理なんですが、限られた資源を使ってどれだけ効率よく質の高いアウトプットを出すか、という仕事です。資源には人や時間、素材などがありますが、今回は特に時間と素材に着目しています。 「工場長」がほかの(おしごと算数の)職業と違って異色なのは、これという算数領域(単元)に結びついていないところ。様々な算数的見方・思考