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【朝プロ活動紹介vol.1】防災ビジコンって何やってるの??

こんにちは。たくさんの新入生が入会してくれて笑みがとまりません、リーダー土井です。

文才のある朝プロメンバー達が次々と良記事を投稿している中、順番が回ってきてしまいました。作文は大の苦手で、大学受験では一向に上がらない(いや、むしろ下がっていく)国語の点数に受験当日まで悩まされた私ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

このnoteでは数回に分けながら、朝プロの活動紹介をしていきたいと思います。今回のテーマは、活動のメインである防災ビジコンについてです。

「私達は中学生向け防災ビジネスコンテストでボランティアをしています」

このように外部の方に話すと、「防災」「中学生」「ビジネス」「ボランティア」とたくさんのキーワードが出てきて具体的に何をやってるのかよく分からないという反応をされます。私も実際そうだろうなと感じます。

“私たちは公益社団法人「ジュニア・アチーブメント日本」が主催、外資系金融機関が特別協賛を行う中学生対象の防災ビジネスコンテストにサポート役として参加しています。中学生が防災に関する問題をSTEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)を用いて解決するビジネスプランを立案するコンテストです" by ゆい

概略に関しては、既に記事がでていますのでぜひこちらの記事を読んでから、この記事を読んでください〜 

①ボランティアとしての朝プロの役割

中学生と関わる中で大学生が担う役割は大きく分けて2つあります。
まず災害に関して伝えること、そして中学生に気づかせることです。

まず伝える事に関してですが、台風19号で災害ボランティアとして活動した際の経験や、実際に石巻周辺に足を運んで感じたこと、災害研究から得た知識を防災の観点からアドバイスを行います。特に私達が経験で感じたことに関しては、インターネットで調べてもなかなか出てこない情報なので、とても大切になってきます。

また気づかせることも非常に大切な役割です。中学生にはビジネスプランを考える前に、学校周辺を歩いて地域が抱える災害の問題を認識してもらいます。ただ、歩いてきてくださいねーと言っても短時間で危険な場所を発見することは困難です。そこで私達は事前にガイダンスを行い、過去の事例やロールプレーを通じて、そういった場所を見つけるヒントを提供します。

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実際にビジネスプランの組み立てでも、ここをこうしたらいいという意見を伝えることは決してせず、あくまで対話・質問形式で進めていきます。中学生に問題を解決させる糸口を自分で掴んでもらうことを重要視しています。

②防災×ビジネスの意義

防災教育として一般的に学校教育で用いられているのは、実際に起きたことを想定した「避難訓練」、過去の災害について学ぶ「防災学習」ではないでしょうか。「防災とビジネス」というかけ離れているようにも見える分野を組み合わせる意義とはどのようなものなのでしょうか。

まず中学生はビジネスを考える際に、先程お話した防災街歩きなどの結果を基に、サービスの対象者を細かく設定します。そして、それぞれが自ら考えた方法でニーズの調査を行います。例えば、高齢者を対象にしたいあるグループは学校の最寄駅前で地元の高齢者の方にインタビューをしていました。実際に防災の意識や災害への備えで心配なことを調査しビジネスに活かします。実際に自分で動いて聞いた意見というのは自分の頭に残りやすいと考えています。

また、ビジネスは他社との差別化が重要なため、すでに実用化された商品についても詳しく調べてもらいます。生徒からは、自分たちが使っていないだけで、本当はたくさんの防災関連のサービスがあるとわかった、という声も上がっていました。このようにビジネスを考える過程で相乗的に防災への知識の向上や認識が生まれることになります

防災そのものを学ぶ学習は非常に大切なことですが単調になりがちですし、やはり心理的にもあまり楽しいものだとは言えない部分があります。しかしビジネスプランを考える中で、中学生が自ら災害について考えていく、知るというプロセスが生まれ、自分の身近に災害があることを認識し、防災への問題意識を持つことに繋がっていきます。

③実際に活動して感じたこと

2019年にサークルが設立されて以来、毎年試行錯誤を重ねながらこの2年間活動を行ってきました。最初はなかなか防災ビジネスコンテストという新しい方法が上手く回るのかどうか不安に思った時期もありました。主催する公益社団法人の方や大学の先生など、様々な方のご協力があり段々と形になってきたように感じます。
初年度が終わり、2年目は大学生側にノウハウもついてもっと頑張るぞ!!と思っていた矢先にコロナが登場し、正直もうダメかなと思ったこともありました。そんな中でも自分たちにできることを考えようと防災に関する研究発表をしてみたり、オンラインだからこそパワポを駆使して中学生にレクチャーを試みたり、この企画を通してたくさんの挑戦ができました。

今年はどんな中学生との出会いや、発見、自分たちの成長が待っているのか今からすごく楽しみです!

防災ビジネスコンテストは今年も秋ごろから開催する予定です。7〜8月頃には、私達と一緒に活動してくれる大学生ボランティアを募集する予定です。興味を持ってくれた方は、以下にぜひご連絡ください!
Gmail: ishinomaki.asapuro@gmail.com
Twitter:@asapuro_

最後まで読んでいただきありがとうございました!

作成:東京の田舎っ子 けい

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