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私の好きなスコーン。お店とレシピと。

スコーンってなんであんなに魅力的なんだろう。
素朴オブ素朴、みたいなお菓子なのに、時々無性に食べたくなる小憎いやつ。

こんなスコーンが好き。

大別すると、スタバやコンビニで売っているような全体的に柔らかい三角形のタイプと、ベーカリーや専門店で売っているような外側がさくっとした丸型のタイプに分かれる。気がする。
私の中では前者と後者は別モノで、好みは断然後者。

サクッとした食感の後に溢れるバターの香り、ふんわりした中身を口に含むと感じる甘い粉の風味。このコントラストが大好き。
最初のひとくちは何もつけずに。焼き込まれた粉の香ばしさを楽しむ。バターやクロテッドクリームをつけるとクリーミーさがプラスされ、ジャムをつけると甘酸っぱさと瑞々しさがプラスされる。何もつけない、withクリーム、withジャムと延々と楽しめる。

お店で食べる好きなスコーン。

今のところNo.1はローズベーカリー(銀座)。次点がチャバティ(表参道)。

①ローズベーカリー(銀座)

ローズベーカリーのスコーンは素朴オブ素朴の理想系。
お店で頂くと、温めてバターと季節のジャムを添えて出してくれる。フランス粉(強力粉と薄力粉の間をとったような小麦粉)、全粒粉のサクッと感が香ばしく、中のふんわりした部分も味わい深い。

バターとジャムがついてくる。
ジャムは柑橘系のマーマレードだった。

途中で柔らかいバターを乗せる。しばらく待って溶けたバターがじんわりと染み込んだところを食べるのが好き。バターの風味と焼き込まれた小麦粉の風味が合わさって口の中に広がり、むふふと笑みが溢れてしまう。
ジャムは正直、そこまでのマッチ感は感じないのだけれど、口をリフレッシュするのにちょうど良い。果物の生っぽさが残っているようなジャムなので、それこそ果物を合間に食べるような感覚で頂く。
しかも焼きたてなのか温めなおしなのかわからないが、とにかく熱々で出てくる。カウンターの向こうでオーブンから直にお皿に移しているところを見た。温かいスコーンと冷えたスコーンでは味が全く違うので、この心遣いは有り難い。
ローズベーカリーはサラダやスープも美味しくて、サラダとスコーンで軽いランチにするのが気に入っている。

ひよこ豆とキャベツのカレー風味サラダと。

②チャバティ(表参道)

チャバティのスコーンはもっとリッチ。
スコーンティーセットでは、2種のスコーンと2種のスプレッドが選べる。スコーンはプレーン、抹茶、季節のスコーンの3種から。スプレッドは塩ホイップバター、ナッツとドライフルーツの蜂蜜漬け、季節のスプレッドの同じく3種から。

季節のスコーンのくるみとプレーン。
スプレッドは塩ホイップバターとナッツとドライフルーツの蜂蜜漬けをチョイス。

運ばれてきた瞬間から溢れるバターの香り。もちろん熱々で、外はさっくり中はふんわり。どう考えてもバターの含有量がすごい。何も付けずにバクバクいける。これ以上つける必要あんのか?と思いながら塩ホイップバターを塗ると、ビビットな塩味が舌を刺激して生地の甘みが引き立つ。蜂蜜はやや喉が渇く。塩ホイップバターと一緒に塗るのが良い。
あと、さすが紅茶専門店だけあってお茶が美味しい。
リッチすぎて年に1回くらいで良いです、、、となるのが次点の理由だ。

自分でつくる好きなスコーン。

いろいろ試してみたけど、私的ベストは長尾智子さんのレシピ。
薄力粉に強力粉と全粒粉をブレンドするのがポイント。サクッと感、香ばしさが強くなり、粉の旨みが前面に出てくる。
ごく普通の小麦粉を使っても十分美味しいし、ブランド小麦粉(ドルチェとか)を使うと、もうはちゃめちゃに美味しい。旦那と子どもたちで更に山盛りのスコーンを平らげてしまうくらい。10個くらいあったのに1日で無くなった。

丸型で抜くのがオーソドックスだが、小ぶりの菊型で抜くのが可愛くて最近の好み。

丸型バージョン。これぞスコーンというボリューム感。
菊型バージョン。周りがひらひらでほんのり華やぐ。

クロテッドクリームを添えると本格的。最近スーパーにも売ってる。ただ、私は無塩バターの方が好みかも。サワークリームも美味しいと思う。
たっぷりの紅茶は必須。ストレートでしばらく楽しんで、濃くなってきたらミルクを入れて。
ゆっくり味わって楽しむ時間が、この上なく贅沢だと思う。

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