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振り返れ2020年

あっという間の2020年だった。去年はお招きされた家庭でSASUKEを見て年を越したが、そういうわけにもいかない。年に一度の実家の集まりもキャンセルになり、今は深夜ラジオをリアルタイムで聴くことだけが楽しみだ。いろいろあった1年だが、備忘録をまとめておこう。

リモート取材と速報記事

fabcrossで書いた記事は20本弱。取材機会が激減したかというと、そういうわけでもない。オンラインのイベントを見学したり、リモートでのインタビューを実施したり。遠い場所に住んでいる人にも、オンラインでの取材を提案できたのは思わぬ経験だった。

レギュラーのファブ施設訪問が難しくなった代わりに、SNSを通じて各家庭の工房を募集した。多くの人に参加してもらえたし、閲覧数も好調。流れの中で大学時代の先輩にインタビューできたのも嬉しかった。

時節柄、速報性の高いニュース記事や、情報提供サイトのアシストにも取り組んだ。未だ予断を許さない状況だが、春先の逼迫した空気を忘れることはないだろう。ファクトを押さえながら、必要な人に過不足ない情報を届ける。ライターとしての使命感じみたものを感じる場面だった。

ヘッダーの写真は下の記事から。2月末に公開されたものだが、温度差に驚いた。2021年はこういう底抜けに笑えるような記事が増えると嬉しい。

オンライン講座の講師

仕事柄、ものづくりやプログラミングを人に教えることも多いのだが、それらもほとんどオンラインに移行。初めはどうなることやらと思ったが、時代を見越したかのようなツール群に助けられ、大きな問題もなく実施できた。メリットがデメリットを上回る部分も多く、ハイブリッドでの実施がデファクトになっていくだろう。

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TAとして参加したファクトリーサイエンティスト養成講座。Zoom + 映像教材を見ながらのハンズオンを通じ、工場IoT化の第一歩を踏み出す。

企業の広報サポート

株式会社メルタに広報サポートとして関わるようになった。企業広報は殆ど初めてのこと。ノウハウ本にも一通り目を通し、分からないなりにも少しずつ成果が出てきた(はず)。会社が家から近く、年代も同じくらいの人ばかりで働きやすいのも嬉しい。3D業界でイケてるナイスなベンチャーなので、気になった方は是非チェックしてみてください。

プロマネ、映像制作、その他もろもろ

本業たる大学の仕事では、けっこう大きめなイベントの進行管理を半年ほど。まさに「産学官民」が入り混じる取り組みのなか、日程調整、資料準備、内容検討、進捗管理、物資調達、当日進行などに奔走。まだ道半ばだが、しっかり着地させていきたい。

他にも研究まとめの映像を作ったり、図版や3Dモデルを作ったり。プロフェッショナルだらけの職場で、良く言えばジェネラルに、悪く言えば雑用的に働き続けている。2年目にして、ようやく仕事の感覚が掴めてきたような気もする。社会から離脱していた影響は大きい。

個人的にやったこと

途中まで「毎日ひとつの非日常」という企画をやっていた。空虚な自分を埋めるためのトライだが、今見返しても結構面白く、おぼろげな2020年の記憶に彩りを与えてくれている。外出機会の減少に合わせてフェードアウトしてしまったが、年明けから可能な範囲で再開してみようと思う。

外出自粛期間に乗じて、FitBoxingとリングフィットアドベンチャーを駆使してダイエットに本気を出した。結果、一年で10kgほど痩せることに成功し、生活にもハリが出た。だったのだが、年末の忙しさにかまかけ外食・コンビニ食が激増。リバウンドが始まっているので気持ちを新たにしたい。

身長と体重

よく見ると身長が縮んでいる、こわい


大変な2020年だったが、総じてリモートワークは僕の気質と相性が良く、ポジティブでいる時間は長かったように思う。色々な仕事もさせてもらえて嬉しい限りなのだが、ただ一点、個人でモノをつくっていないことに気づいてしまった。というわけで、2021年はFabAcademyを(再)受講し、自分の中のつくるパワーと向き合うことにした。虚ろな自分を受け入れるか、よりポジティブな日々を送れるか。割と大きな分水嶺になる気がしています。

それでは、よいお年を。

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