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-数字でみる- スタートアップ広報1年間振り返り(CADDi) #PRLT

私が勤めるキャディ株式会社は、2017年11月に創業した3年目に突入したばかりの製造業スタートアップです。去年の11月半ばごろに1人目広報として入社してからちょうど1年ほど経つということで、数字をもとに振り返りをしてみたいと思います。

BtoB、スタートアップ、レガシー産業×テクノロジー。
この領域で私自身なかなかリアルな実例のお話が見当たらなかったのもあり、他社さんにとっての参考になったら嬉しいです。

この記事は、【広報LT大会(Lightning Text) #PRLT Advent Calendar 2019】の19日目にエントリーしています。

この1年間、何を目標においていたか?

入社した1年前、サービス的にもそれまでほぼステルスで展開していたこともあり、メディアへの露出はほとんどありませんでした。
サービス名こそあったものの、冠表現も定まっていない状態だったので「自分たちを何者と名乗るか」そこを決めるところから始まった広報活動でした。

私も入社するとき、当然キャディのことについて調べたわけなんですが、なんせまだコーポレートサイトすらなかった始末でw、 ネット上にあった情報はサービスサイトと、Wantedlyの会社ページ(記事なし)くらい。。

入社当初、ご挨拶もかねて周りの広報の先達の方々とお話をさせていただいたんですが、私自身もまだまだ経験値が浅かったこともあり、広報として何から始めるべきかを聞いて回りました。
すると皆さん口を揃えて、「まずは情報の集約・整理と認知の獲得だね」と。

採用候補者さんももちろん、サービスのカスタマーやパートナー加工会社候補からの認知もほぼなかったので、事業活動をアクセル踏んで加速していく段階で広報活動に本腰を入れるべきタイミングでした。
なので賛否両論ありますが、キャディはこの1年間
・メディア等への露出数(優先度も設定)
をメインに目標設定していました。

その他にもその時々の会社ステージに合わせて
・Wantedly社員インタビュー記事の公開
・「家族や友達に誇れる会社」になるためのアワードへのエントリ&表彰
・代表加藤以外の社員の取材記事獲得
なども追っていました。

そしてこれは数値目標ではないものの、
「どんな風に思ってもらいたいか」「どんなイメージを持ってもらいたいか」から考えた取り上げられたいキーワード(Key message)をカテゴリ別に複数設定し、最初は取材毎に必ず発信する言葉や想定質問ごとに打ち出すキーワードをインタビュイーと握っていました。合わせて「こうは見られたくない」と言うNGワード/イメージもすり合わせすると効果的です。(このキーワードの設定は経営陣巻き込んで、2営業日丸々その議論に使う日を設けるくらい時間を割いたところでもあります)ここは最初めんどくさがらず丁寧にコミュニケーションした方がいいと思っています。

メディアへの露出自体が目的になるのは本末転倒だと思いますが、世の中に十分に認知がされていないフェーズのスタートアップにとって、まず追うべき指標の一つとして露出の数(その質を高める工夫とセットで)を据えることは一つの手段として有効だと思います。

数字でみる① : メディア露出数

前置きが長くなりましたが、ここからはつまびらかにガシガシ数字で振り返っていきたいと思います。

まずは年間通して目標に置いていたメディアの露出数から。
※期間は最初のプレスリリースを出した2018年12月から2019年12月です。

合計のメディア露出数: <204件> 

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