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中学生の学習方法【基礎】

どうも、アサノジュクの浅野です。

沖縄にある当塾には多くの中学生が、これまでも、現在も通塾いただいています。同時に、僕自身も10年間以上に渡り、多くの中学生らと向き合ってきました。

前の記事にあります通り、学生らの成長の程度は様々で、周囲の大人たちは1つの個性としてそれを受け入れるべきだと考えます。

同時に、多くの学生らに効果的である学習方法も自身の中に確立してきました。決して特別な方法ではなく、今日からすぐに実践できるものばかりです。ぜひ参考に、次のテストや高校入試での活躍を目標に利用ください。

中学校の授業を大切に

中学生は月曜日から金曜日まで毎日6時間の通学があります。
*昨今は不登校の学生が増加していることも存じていますが、ここではそれには触れずに進めさせてください。申し訳ないです。
1週間で30時間の学習時間です。塾や自学などで同じだけの時間を確保することは大変むずかしい。ですから、時間数の観点から中学校の授業の重要性をまずは理解ください。

また、公立中学校では授業の進捗に合わせた定期テストを科目担当の先生方が学校ごとに作成されています。そこには所謂「ここテストに出るぞー。」というような出題パターンも多く、単なる学力比べとは言えない現状があります。我々も塾の教室で行う重要な業務の1つに、学校情報のヒアリングがあります。中学校の先生が行った(しゃべった)指導の中で、定期テストにおいて重要度が高そうな部分を探り当てるためです。上記の理由から、中学校の授業そのものは定期テストに向けた情報の宝庫と言えます。

また、程度の差はあれ先生方はこれまで何年も教壇に立ってこられたプロフェッショナルでもあります。多くの学生にとって、自学することよりも効率良く学習を行うことが出来るはずです。

一部の意見には「学校での授業よりも塾の授業がわかりやすい。」という声もあります。確かに、一部を切り取ればそのように感じられる場合もあるのでしょう。しかしながら、それは学校での指導を疎かに(居眠りなど)してよい理由には1つもなりません。中学校から高校へ、やがて高校入試を控える身として、中学校の授業は最優先で取り組むべきことです。中には、難しいことだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、早寝早起き等で生活リズムを整え、中学校生活の充実を図ってください。

学校教材を大切に

定期テストも高校入試の問題も教科書やそれに対応した副教材(ワーク等)から出題されることと決まっています。ですから、勉強の第一歩としてまず取り掛かるべき教材は学校教材(教科書と副教材)です。中学校の各種試験や高校入試は決して得点を取らせないことを目的としたものではありません。そのため、基礎基本に忠実な問題の出題も充分に多く、すでに必要な教材は皆さんの手元に揃っている状態と言えます。

ただし、例えば理科や社会の教科書の多くは情報量が大変多く、その全てを一様に理解することは簡単ではありません。ですから、書店で販売されている参考書や塾での指導などを通じて、より効率的に学習を進めることが可能なのです。しかし、繰り返しになりますが、中学校での指導や中学校で使用する教材が学習の地盤であることは変わりませんから、色物に心を奪われすぎないように注意が必要です。

繰り返しの効果を実感しよう

"知っている"と"出来る"には大きな差があると感じます。教科書の知識を言葉だけ理解しても、少し角度を変えて問われると解答は困難です。
ですから、1つの教材や1つのテーマについて、決して1度の学習で満足せず、2度3度と繰り返し学習することを実行してください。そのことが、"知っている"から"出来る"にステップアップするための本流です。ただし、どれほど繰り返すべきか?という問いには個人差があります。2度、3度で多くの英単語を覚えられる学生がいる一方で、5度以上の繰り返しによって定着する学生もいます。冒頭でも述べましたとおり、学生らの学力向上(成長)の程度には個人差があります。そのことを受け入れ、自分自身にとって必要なだけ試行回数(問題との出会い)を増やすように行動してください。

また、繰り返し行うためには、相応の時間がも必要になります。多くの中学生は定期テスト1週間前に部活動がお休みとなります。それに伴い、テスト準備のギアが上がってくる学生もおりますが、本当に1週間で必要十分な学習ができますか??
自身の目標と特性を元に、学習に必要な時間を想定し、計画を立ててみましょう。最初は計画が上手く機能しないかもしれません。そのような所謂"失敗"も成功や成長に通ずる貴重な経験です。"まずはやってみる"という意識で、上記のポイントに沿って準備を行ってみてください。きっと良い部分も、課題である部分も、両方が見えてくるはずですよ。

最後に

勉強の方法を知りたいという声は多く聞きます。皆さんが期待していることは「○○の参考書を使え」「朝やれ」「1日3時間以上やれ」というような具体的で、即効性のあるやり方を期待していると想像します。ただし、それが上手くいく場合とそうでない場合があることを先生と呼ばれる存在の多くは知っています。だからこそ、上記のような具体性に欠け、効果を実感するまでに時間は掛かりますが、ほとんどの場合で成果が挙がり、あらゆる勉強に通じる本流とも言える"確かな方法"を紹介しました。皆さんが勉強と向き合う際に少しでも参考になれば嬉しいです。

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