姿勢の話
体にも姿勢があるように、心にも姿勢がある
凛としている時もあれば、ダラッとしている時もある
大切なのは、"自分の姿勢が乱れていること"に気がつくこと
体であれば、正しい姿勢を学び、必要であれば鍛えて姿勢を維持すること
心であれば、瞑想や祈り、学びや気づきをを心に刻み、穏やさを維持すること
体の姿勢が悪くなればストレートネックや背骨が曲がってしまっている人のように、体に不調が出る
心の姿勢が悪くなれば憎悪や不安、恐怖や殺意を抱いてしまい、歪な心(精神性、魂)になる
良い姿勢を維持するためには、常に緊張しているのではなく、自分が姿勢が乱れているときに、
"その都度"俯瞰して自分を見る習慣を持つこと
最初のうちはなかなかできなくても、頻度が上がっていくにつれ、乱れている時間よりも、正せている時間の方が長くなる
どんな聡明な人でも、常に乱れないようにすることはできないが、自分の乱れに敏感になっていれば、ほとんどの時間を正しい姿勢で過ごすことができる
中には、乱れていることを自覚しながら、それを放置してしまう人がいる
自らの姿勢の乱れは、自分でしか正すことはできないが、誰かにそれをやってもらおうとしてしまう
一時的には支えてくれる人がいても、その人も自分を支えなければいけないので、結局自分だけでなんとかしなければいけない時が来る
それを理解していないと、ここまで姿勢が乱れたのは、他人のせいだと言いたくなり、支えてくれないのが、乱れた理由だと決めつけてしまう
そこまでいくと、今度は支えていてくれた人までいなくなってしまう…そうなる理由のひとつとして、
自力で姿勢を正すことを放棄している人間は、どれだけ手間暇を掛けても、助けられないからだ
そして姿勢の悪い心は、さらに酷いことに支えていてくれた人まで加害者のように感じ始める
お前の理解が足りないからだと責任転換をして攻撃を始め、唯一の味方すら自分の敵にしてしまう
そこまで自分の姿勢に対して向き合うことをしてこなかった人が、ある日を境に幸せになる道理はない
今自分が幸せでないと感じているのならば、周りを疑うのではなく、自分自身の姿勢を疑うべきである
きっかけがあろうと、加害者がいようと、その出来事をただただ悪く捉え、自分が歪んでいく様をそのまま放置したのは、他の誰でもない自分なのだから
姿勢を正そう
何度乱れても、姿勢を正そう
自分1人でも、姿勢正そう
いつでも、どこでも姿勢を正そう
次第に正しい姿勢が1番心地良いことに気がつける
そこに至るまで、何度でも何度でも姿勢を正そう
自戒を込めて 麻野かんな
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