20240709.tue

なんとなく日記をつけてみようという気になったので日記をつけてみよう。

今日は友達、ナクちゃんの誕生日である。7月9日生まれなのでナクというハンドルネームになった。アマゾンのほしい物リストから、小物入れと入浴剤を贈呈したのは先週の日曜のことである。
兄弟にも親戚にも夏生まれがいないので、夏生まれに漠然とした憧れがあるんだよな。夏にケーキを食べてみたい。生まれてこの方、誕生日ケーキは春と冬のものだったから。

朝、夜勤明けで眠りこけているであろう同居人(普通に彼氏だが私は彼氏という呼び名をあまり好かない。なんか浮ついている気がするから)が封印された部屋を横目に、ラジオ体操をして朝食を食べた。米とみそ汁と納豆ともずく酢。こうやって書き起こしてみるとおじいちゃんみたいな生活だな。本当は卵を焼いてハムも食べたかったが、最近ぎりぎりまで寝ているので時間がない。腐る前に何とかしたい。

昼は仕事をした。最近殺人的に暑いが、今日は曇っていたのでややマシであった。この気温がマシと思えるのがおかしい、と会社に行く途中で会ったナクちゃんと言い合った。朝は極力エネルギーの少ない会話をするのがいい。天気の話とか、何時に寝たか確認しあうとか。
仕事はここ最近ずっと忙しい。忙しいのは好きだから構わない。仕事は無いよりあった方がいい。もとより労働は人生の暇つぶしのような側面も兼ねているのだから、その労働で暇になっていては元も子もない。

夜、日記をかこうと思い立って、会社から借りてきた10年前のノートパソコンをネットにつないでnoteを書いている。こんなことをしていると、6年後くらいに小説家としてデビューしそうな若者の下積み時代という感じがして密かに嬉しい。6年後では31歳である。ちょっと遅いか。30まではサブカルでもラノベでも、若気の至りというものを一通りやりつくしておきたい。いや、30過ぎてもやればいいか。こういうのは悩んでも仕方ない。未来予測というのがアテにならない半生を過ごしてきたのだ。11歳の頃の私の予測では、25歳の私はNASAの新米研究員であるはずだったのだが、今の私は彼氏と猫2匹と共にラジオ体操をして暮らす会社員である。これだから人生はやめられない。

誕生日にオギャーと生まれたその日から、1日24時間を絶えることなく繰り返し続け、俯瞰してみればそれが何かのタペストリーになっている。その絵柄を自らで振り返って眺めることは出来ても、それは常に未完成品なのだ。自分で何を描くか決めたとて、その通りの絵柄を描ける人はまずいるまい。しかし何故か不思議と、25年という年月の中で、自分のタペストリーが描く絵柄が予測できるようになってきたのだ。それ以来人生が閉塞し始めたような気がする。新しい糸がほしい。私が想像もしないような、ド派手なやつが。

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