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新しい小学校

長野に移住して1か月弱がたちました。
生活は基本的に同じようにできる感じです。
(よく古民家の田舎暮らしみたいなのを想像されますが、割とピカピカな家に住んでます。寒いもん。)

慣れないのは、ごみの分別くらいかな。難易度高すぎてなれる気がしない。

さて、移住の一つの要素でもあった、息子の小学校について書きたいと思います。息子の学校は少し珍しい学校です。そんな学校について書いてみます。

イエナプラン教育

息子はイエナプラン教育を採用している小学校に通っています。
イエナプラン教育って何?という方はぜひ日本イエナプラン教育協会のHPをご覧ください。

そこから少し抜粋してイエナプランをよく表している文章を。

イエナプランスクールは子どもたちというものがお互いに大変異なる存在であるということを出発点にしています。そういう違いは、厄介なものであるとはとらえられません。子どもたちは、お互いにとても異なっているからこそ、お互いからたくさんのことを学ぶことができるのです。(日本イエナプラン教育協会 イエナプランって何?より引用)

つまり、現在行われている日本の公教育とは多くの場合で目的が異なっています。均質化、ではなく、異質であることを認め、それを生かしていくことを目的としています。

実は、この学校を見つけたのはとても偶然だったのですが、もともとイエナプランにとても興味がありました。

オランダでは、オルタナティブ教育の一つとして選択できるものとして有名です。オランダのイエナプランの学校にいる子どもたちの様子をテレビかなんかで見て、一瞬で惹かれました。

みんな、それぞれ自分の時間を過ごしているんです。好きなことを好きなペースで。衝撃的でした。学校像が崩れました。

こんな学校いいなーオランダ移住するか―って思っていたら、なんと日本でも!というわけで、とんとん拍子で入学に至りました。

違いを尊重し、認めていく。ここがとても大切な理念です。

とても合理的、かつ自然である

イエナプランに惹かれた理由は、とても合理的だと思ったからです。

子どもを育てていく中で、気づきました。子どもの気持ちが乗らないことをやらせることはとても難しいし、労力がいる。
毎回毎回そんなことをしても、子どもはやりたくないことだからやらない。無駄な徒労になることがほとんど。
つまり、効率が悪い。お互いにつらい。

一方で時間や労力がかかっても、理由を説明したり、いかに自分に必要なことかを納得してもらい、自発的にやってもらうやり方はとても効率的だし健やか。最初にやるまでには交渉力が必要とされるけれど、いったん子どもがその必要性を理解したならば、後は自分で判断して勝手にやる。

でも、その相手とのかかわりは、一人一人違うやり方が必要。みんな性格も個性も違う。だから、同じやり方でみんなが同じように納得してできるわけがない。

だから、私には公教育の一斉指導はとても非合理的だと思われるわけです。
子どもにとっても居心地悪い。(だってやる意味が分からないことを、やらされるなんて嫌じゃない?私は嫌だ。ぶっちゃけ、公立小学校に1年通って、やる意味わからないことだらけだった。)

それに対して、一人一人の違いを尊重するイエナプランは、とても合理的だと感じています。
自分に合わせて自分のペースで学びを深めることができる。なおかつトップダウン式ではなく主体的な姿勢をできるだけ引き出す。考える力が身に尽くし、モチベーションを保てる。子どもにも健やかです。

自分で切り拓く力

これからの時代は、変化の時代。
新しい変化を起こしたり、その変化に適応するためには、自分でどうにかその方法を習得していくしかない。

自分で切り拓く力、考える力。何が自分に必要で、どうしたらそれを得ることができるのか、その過程を学ぶことこそが、必要なのではないかと。

それをすっとばして、これだけやっとけばいい、と誰かに渡されたものだけをこなしていると、その誰かがいなくなった時に路頭に迷う。なにをやっていいかわからないから。自分でそれを考えることに慣れてないから。

どんな状況でも、自分に必要なものは何か、と根本を見つめることができれば、対応できる。枝葉ではなく、根っこをしっかりと育てることが大切なんだと思うわけです。

イエナプラン教育では、それを養うことができると感じました。

成績をよくすることをめざしてない

そして、一番親として気にする人が多いところだと思うけど、子どもの成績をよくすることに私はあまり興味がない。

なぜ子どもの成績をよくしたいですか?たぶん、いい学校に入るため。
いい学校に入った方がいいのはなぜですか?いい仕事を得るため。
いい仕事を得たいのはなぜですか?たくさんお金を稼ぐため。
たくさんお金を稼ぐほうがいいのはなぜですか?幸せな生活を送るため。

幸せな生活って何ですか?子どもの幸せを心から願っています。でもそれは、お金がたくさんあって不自由ない生活を送ることだけじゃないと、私は思うのです。

自分が自分の人生に満足すること、自分のことを自分で幸せにできること。
私は、それが幸せへの近道だと思う。

知識はもちろん役に立ちます。だから、勉強することの意味を私は子どもにも伝えています。それは、知識があることがどんなにすばらしいことか、どんなに世界を広げてくれるか、ということです。成績がいいことについて、ではありません。

結果、自分に必要だと思った知識はきっと、自ら習得しようと努力するでしょう。その努力の仕方が身についていれば、どんな状況でも自らを高め、生き抜いていけるのではないかと思います。成績をよくすることが目的ではなく、必要な知識を身につけるための考え方を身につけることをしてあげたいのです。

時間割なし、宿題なし

というわけで、イエナプラン教育はある程度のやるべき課題はあるものの、進め方は自分で決めます。みんなに進捗状況を合わせる必要がないのです。

仕事の出来具合を誰かに合わせたりしますか?しませんよね。
周りが残業しているからって、なんとなく残業なんてナンセンスです。

やるべきことが早く終わったら自分の好きなように過ごせます。
息子は図書室がお気に入りで、課題が終わったら教室から図書室に行き本を読みまくってるそうです。家でも読んでるから1日10冊くらい読んでる模様。

休み時間の過ごし方も自由です。以前の学校では全員が校庭に出て遊ばなければいけないという謎ルールがありました。(教室でものがなくなったりしたときに、犯人だと疑われないようにするためだそうです。なんだその疑心暗鬼は。)

みんなと過ごしたいときもあれば、1人でいたいときもあります。
そんな日常の過ごし方も、主体的に選択します。当たり前のことですよね。

色々な教育の形がもっと選べたらいい

教育の形はいろいろなものがあります。我が家はイエナプランを選びましたが、この世の中に万能なものはありません。

それぞれに、向き不向きがあります。だから、それぞれにフィットするものがもっと手軽に選べたらいいなと思います

息子は新しい学校をとても気に入っているし、楽しんでいます。
もちろんそうじゃない子もいると思います。

大切なのは、もっと選択肢が増えたらいいのにということです。

用意されたものの中から選ぶのではなく、自分から探しに行く。
そのように、自分たちに何がフィットするのかを探求していきたいなと思います。

ちなみに学校では保護者が日常的にいて、学校に参加しています。子どもたちを見守ったり、一緒に何かをしたり。この時期話題のPTAのようにやりたくないのにやるものではありません。全て自発的なものです。親も共に作る教育です。

対話が色々なところであります。私はこの対話こそが、様々な場所で必要なものだと思います。目の前の相手を思うことができ、お互いに寄り添えれば世界は良くなります。そんな世界の縮図がこの学校にはあるような気がするのです。

これから学校を通じて私たちがどのように成長できるか、とても楽しみです。それは、与えられるものではなく、自ら動いて得られるもの。私もいろいろなかかわり方で、学校と向き合っていきたいと思います。


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自分の人生を生きる。どうやって生きるかずっと考えてる。それが仕事。 ヨガ/ライター/二拠点移住/世界一周/イエナプラン教育/子育て/旅/ライフ=ワーク 2019.4〜 ▼△ 長野⇄東京 △▼ http://www.tariru-yoga.com/

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