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感受性が強い人と「気」について


私は小さいころからとても疲れやすい子どもでした。
生きているだけで毎日疲れていました。

それはわたしがHSP、エンパスという特性を持っているからです。

思えば、小さいころから変化にとても敏感でした。
父の仕事の都合でよく引っ越しをしていたので、日々変化の連続。
おかげで、人間関係を築くことにとても苦労しました。
こんな私が結婚出来たことが奇跡かもしれません(笑)

HSPやエンパスのように人一倍感受性の強い人たちは、本来使わなくてもよいところにまで(例えば人の感情や顔色など)「気」を使っている人がとても多いです。


「気」とはなにか

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元気、気持ち、空気、気合い……
気がつく言葉はたくさんあります。
つまり、「形としてはないが、なんとなく伝わってくるもの」

漢方の概念では、「気」は体と心を健康に保つのに必要なエネルギーそのものを指しています。

HSPやエンパスのように人一倍感受性の強い人たちは、日々気を使い、他人の感情やその時の環境にもアンテナを張ってしまいダイレクトに受け取っています。
生きているだけで人一倍「気」つまりエネルギーを使っているのです。

私はこの「気」の概念を初めて知った時にとても衝撃を受けました。
そりゃそうだ。だから疲れるんだと腑に落ちたのを覚えています。

だから、繊細で感受性が強くいつも気を使っている人。
疲れて当たり前なのです。
だって、エネルギーをたくさん使っているのだから。


自分はどう感じる?心はなんと言っている?

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漢方の世界は、「五感で感じる」ことを大切にしています。

漢方、東洋医学の概念を学びだした私は少しずつ、人の顔色ばかりうかがい、凝り固まって抑えていた自分の気持ちと少しずつ向き合うようになっていきました。

自分はどう感じるのか。
自分の心はなんと言っているのか。

まだまだ長年の癖があるので、難しく感じるときもあるけど「どうするか」の前にまず「自分はどう感じるのか」ということを大切にするようにしました。
おかげで、以前よりはずっと生きやすくなったと思います。

そして漢方は自然とともに生きることの素晴らしさも教えてくれています。

つまり、HSPやエンパスの人たちは、
自分の体と心が出しているサイン、四季の移り変わり、太陽の暖かさ、夕陽の色、雨のにおい、木々の色、風の音など「感じとる」能力を普通の人よりも存分に使うことができるのです。

人に気を使いすぎて日々疲れている…という人がいたら。
自分はどうしたいのか?心はなんと言っているのか?とまず意識してみてください。
自分の持っている「気」つまりエネルギーを人の為だけに使わないでください。
決して無限にあるものではないから。
せっかく持って生まれた特別な特性、まずは自分のために使いましょう!

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