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note1本書くほどでもないけれど

春以降、嗅覚とは別に戦っているものがある。

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それは、パンドラの箱。
もう生きているあいだに、一生開けることはないと思って床下の奥の奥にしまっておいた箱が、ひょんなことから開いてしまったのだ。

開けるつもりなんてなかったのに。

久々にみる、あの箱。
開いた箱に動揺しているのか、明らかに日々のパフォーマンスが落ちている。

点滴を刺していても
友達とボイチャで話していても
ラジオ聴きながら梅仕事をしていても

ふとした瞬間に
あの箱が頭をよぎる。
手がとまり、視線が宙をさまよう。

頭と心が箱という存在にもってかれる感覚だ。

GPS機能付きで、電池の消耗を著しく加速させるアプリみたいな感じ。

箱の中には、わたしのありとあらゆる感情が−とりわけネガティヴな感情が–詰まっていて、のぞくたびにすごく疲れる。

なつかしいなんて、そんな甘いものじゃない。

時折、箱の中にとりこまれそうになる。
早く蓋をして鍵をかけて、また床下の奥の奥にしまいたいけれど
同じくらい、ケリをつけたい自分もいて。

10代の頃は、20代になれば大丈夫だと思っていたし
20代の頃は、30代になれば解決すると思ってたのに、この有様。

わたしは、あの頃となにも変わっていない。
変わることができていない。

箱は箱のままだし
わたしはわたしのまま。

もし変化を望むなら、いまがそのチャンスなんじゃないかとも思うのだ。
このまま40代を迎えるくらいなら…って。
パンドラの箱を思い切り覗き込んで、中にある感情や思い出と戦うの。

負けるかもしれない。
そしたら、負けたまま生きるしかないね。

でも、もし勝てたら、箱の底にあるであろう希望をご褒美にください。

もしくは、パンドラの箱ごと破壊できるアイテムをください、神様。

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