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水彩スケッチ帖さんの記事から広がった、水彩画の世界

去年の今ごろ、
デッサンを習っている美術教室で
グループ展に向けた作品制作が始まりました。

色のきれいさに魅了され
お下がりの絵具セットも手元にあることから
初めて本格的に透明水彩で描こうと決めました。

✳︎追記:公開時「本格的に」が抜けていました。推敲ミスでした。ごめんなさい。
使ってみたことはあるけど深入りしなかった透明水彩。その世界が広がっていくお話です。続きもお読みくださると嬉しいです。



月2回のレッスンで下絵も同時進行のため、
先生におんぶにだっこではいけないと思い、
絵具のことは自分でも調べることにしました。

しかし、目にとまるのは不安要素ばかり。
「透明水彩は一発勝負?」
「重ね塗りじゃなくて淡く塗るべき?」

それまでは色鉛筆がメイン画材だったので
ハードルが高いなと思いました。
自宅で練習をしてみても不安が拭えません。

この絵具を使っていける自信がないかも。
やっぱりアクリル絵具に変えようかな…


そんな折、
始めたばかりのnoteを開くと
ぴょこんと「おすすめの記事」が現れました。

「水彩画の技法…水彩スケッチ帖…」
その言葉の響きと、やさしい絵。

物腰柔らかく、親切に丁寧に、
水彩画について書かれていました。
記事の向こう側からお人柄が見えるようです。

促されるように自然と絵具に手がのびました。

記事どおりに
全ての色を使い、試し、遊んで、
色遊びから色相環、技法まで行いました。
「楽しい…」
これが、転換点でした。
多分わたしはここで初めて、
水彩絵具とちゃんと向き合ったのです。

どんどん色に興味が湧いてきます。
ひといろ、ひといろと握手をするように
「よろしくね」と挨拶ができました。


それから、重ね塗りの作品に驚きました。
色鉛筆などを併用されたりと、
その豊かな表現がとても魅力的なのです。

さまざまなタッチがあり、
その全てからやさしい眼差しを感じました。

失敗を恐れて不安を理由にした足踏みと
締切の焦り、独りよがりのプレッシャー。

そんな暗い気持ちに光を与えてくれました。

水彩の可能性と魅力、
描く楽しさを教えてもらいました。

それからは、本やネットで調べるときも
不安要素ばかり探すこともなくなりました。
重ね塗りもできるし、
紙によっては修正もできると知りました。


また、いざ本番に色をつける段階で
「良い絵」「正しい技術」に囚われるたび
何度も読みにいった記事があります。

心の荒波に支柱が立てられたようになり
読むと気持ちが安定するのです。

そうそう
記事にスキをしたときにランダムで出る
「水彩画を楽しんでくださいね」
といった言葉にも励まされていました。


…こんなに陰で頼っていたとは
水彩スケッチ帖さんもご存じないと思います。
この人重い!なんてバレないように
気をつけたつもりです(笑)

しかし大袈裟ではなく、
水彩スケッチ帖さんの水彩画への愛情が
一歩踏み出す勇気を与えてくれていました。


教室の先生も、常に励ましてくれました。
「透明水彩は石野さんの絵柄に合いますよ。
それに、試行錯誤をして
オリジナルの描き方になっても良いんですよ。
それこそ石野さんの技法になるのですから」
…特に心に残っている言葉です。

そして大きな家族の応援。
全てのおかげでわたしは
作品を完成させることができました。



なぜ今あのころを思い出しているかというと、
先日、水彩スケッチ帖さんが
note1周年を迎えられたと知り、
最初の(一方的な)出会いに想いを馳せ
お礼を伝えたくなったためです。

水彩スケッチ帖さん、
 noteに記事を書いていてくれて
本当にありがとうございました。

最後に、たくさんの作品の中から
最近のお気に入りを紹介させてくださいね。

色がいきいきしていて、とても素敵です!

これからも水彩の輪が広がりますように。
わたしも楽しく描いていきたいです。


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