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Airbnbを使うコツ

Airbnbを利用されたことありますか?楽天やBookig.comなんかは「ホテルとお客」なんだけどAirbnbは「ホストとゲスト」なんです。Airbnbはもともと使っていない家、あるいは部屋を一般人が旅行者に提供する、というところからスタートしているので、今でもそういう感じになっています。

よくあるレビューはゲストだけでなく、ホストも書くことができます。ですので、部屋を汚くしていったり、ハウスルールを守らないゲストがいた場合はそれを書くこともできます。ここではゲストも評価されるのですね。そしてホストは慣れていないゲストを敬遠することもできるし、選ぶこともできます。

予約サイトというよりはプラットフォームとかマッチングの意味合いが強いこのAirbnbですが、ホストを長くやっているとレビューが増えて、メールのやり取りも多くなります。そのポイントが高い場合「スーパーホスト」という称号がもらえます。信頼のおけるホストという訳ですね。ちなみにスーパーゲストはありません。

このスーパーホストになると、なんとAirbnbで使えるクーポンがプレゼントされます。それも破格の1万円分。まあもちろん使えるのはAirbnbのサービスに限られているのですが、宿でもいいし、最近は体験にも使えます。たいていは同業視察という名目で旅行での宿泊に使います。けど、これが結構使うの難しい。

まず、行こうと思っている土地にAirbnbのホストがいない、ってことがすごい多いです。あと、やたらと田舎にあったりするので、車がないと行けなかったり。ドデカかったり。都会の場合は逆に業者がやってることがほとんどで、すごい無味乾燥。アパートの一室に無人でチェックイン。部屋もなんちゃってジャパンで浮世絵や番傘、折り鶴がトイレに飾られてたり、ラッカーで塗った枠に障子が張られてたり。盆と正月が一緒に来たような、インバウンド向けの演出ニセモノジャパンですね。コロナでそういうところは一網打尽に打撃を受けていると思いますが、都会でAirbnbが使えたのはせいぜい5年までまででしょう。私の場合、都会はホテル一択です。

そうなると行きたい土地を探すのではなく、行きたい宿から探した方がよいかと思っています。けど、これを探すのもまた難しい。

ところで私の民泊はかつては2泊以上からしか泊まれませんでした。理由は海外の人に使って欲しかったからです。日本人の旅行って忙しくて、その土地を楽しむと言うよりは「景勝地を見に行く」「神社仏閣を見に行く」「有名店でご飯を食べる」という感じで、その土地そのものを「感じる」という旅をあまりしません。

私たちの宿は下町の古家を改装しているので、夜9時にチェックイン、寝て翌朝9時にはもう出発、と言ったスケージュールには全然フィットしないのです。それだったらホテルの方がぜんぜんいい。けど、日本の人はそんな感じの旅行が多い。

反対に外国の人は休みも多く、特に有名な場所へ行こうと言うものありません。中国人は日本人みたいにアトラクションを好む傾向がありますが、以前家族のゲストが私の田んぼを見に来たことがあります。気軽に

「明日は稲刈りやってるよー」

と言ったら、本当にやってきました。しかもその日は結局稲刈りやらなかったのです。

「ゴメン!せっかく来てくれたのに」

って言ったら

「ううん、日本の田園風景が間近で見れてすごい楽しかった」

と言うのですね。彼らにとっては駅からベビーカー押して田んぼの中を歩いてくる。途中で畑帰りのおばあさんとあいさつする。もうそれだけで充分なのですね。彼らは3泊してきました。

けれど、コロナの前から外国人は減ってきて、1泊でもオッケーにしたらすごい予約が増えて、代わりに日本人だらけになりました。もちろん、ステキなゲストもたくさんだけれど、それもコロナになってからはぐんと減っています。ここらでまた少し形式を変えた方がいいな、と。

今は長期の利用に対応して行こうかと考え中です。湯治(温泉はないけど銭湯ならある)や執筆のための逗留。居ながらにして仕事をしつつ、地域に溶け込める。そんなことが実現できたらええな、ともいます。自分で掃除するのは大変だから週に一度清掃が入ったり、コンシェルジュ的なもの(私がやるんだが)を用意したり。まあできなくはない。なにか、こういうのあれば利用するかも、というリクエストありますか?

サポートありがとうございます!旅の資金にします。地元のお菓子を買って電車の中で食べている写真をTwitterにあげていたら、それがいただいたサポートで買ったものです!重ねてありがとうございます。