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荷物の軽量化(旅手帖)

私のTwitterは「Yuki/農たまに旅」となっているので、今日は旅の話を。
前回7キロ超えという、初心者のような恥ずかしいパッキングをした私は大いに反省し、次回に向けて鋭意携行品を軽量化しています。なぜ軽量化が必要か。それでは以下の理由から順番に説明していきます。

〇走ることがあるから

私がよく使う「青春18切符」は基本的に鈍行か急行しか乗ることができません。JR全線で使うことができますが、第三セクターは別料金が必要。JRでは新幹線がヒエラルキーのトップに位置しており、新幹線が新たに開通した途端ローカル線は廃止、乗り継ぎ線の壊滅など、地元と旅行者は多大な迷惑をこうむるわけですが、そんな中、効率的な乗換を実施、いかに最短で現地へ行くことができるか。(

私にとってこれが青春18切符の醍醐味であり、かつ青春18切符で勝つ、つまり元以上をきっかり取る、というのが旅の命題であります。そんなわけで、乗り継ぎがタイト過ぎて到着した途端、次の電車の待つホームへ階段を駆けあがり、転げ落ちるように走る。そんな場面が時折発生します。

通勤、通学客の多い7時~8時台。そこへやってくる電車。降りた途端、走りだす私。私以外の(走らないと座れないと知っている)乗客も走る。次に乗る車両は2両編成。始発駅だが先に乗っている人もいる。その中でいかにいい席、つまり、ここから降りるまでの2時間快適に過ごすための席を瞬時に発見、素早く座れるか。動体視力、機敏性、判断力、これらを総動員するのです。この時点で走れないキャリーカートなどもってのほか。いつでも走れるようにリュックはひとつ、そして、できるだけ軽量に。

〇座れない時もあるから

リュックはひとつです。なぜなら座れないこともあるから。通勤、通学、帰宅ラッシュ時の電車で座れなかった場合、リュックを前に持たなくてはなりません。山陽線や関西線はかなり混みます。荷物はリュック1個の一択。キャリーカートなんてもってのほか。

〇忘れ物をしないから

荷物が複数あると移動の際に忘れたりします。私は今までに旅先に持って行く土産の赤福を電車に忘れたことがあります。リュックひとつだと、さすがにこれは忘れません。特に電車で眠り込んで起きたとたんに降りる、なんて時に忘れがちです。

〇雨の時があるから

晴れていたら快適だけど、雨のこともあります。傘をさすと片手がふさがりますが、リュックだともう片方の手は空くので、何かと便利です。キャリーカートだと両手が塞がりますね。駅からホテルまで10分歩く場合、たとえ雨でもリュックなら苦もなく歩けますが、キャリーカートは辛いし、かと言ってタクシーで行くには近すぎる。地方の観光地では運転手さんにあからさまに嫌な顔をされたりするかも。旅先での天気は予測がつかないものです。

〇沢山歩けるから

旅に行くと、とにかく歩きます。異動は基本列車かバスか徒歩。リュックが軽ければ30分くらい余裕で歩けます。歩くと町の輪郭が分かります。地理、位置関係。途中にステキなお店を見つけることもあります。あとで行こう、ってなります。1時間くらいだって歩けます。ホテルに荷物を預けてから出かけるとさらに身軽になりますが、チェックイン前でも荷物が軽ければ町の散策程度は苦になりません。

〇荷物を預けなくてもいいから

チェックアウトのあと、観光地へ出かけることは多いものです。もし荷物が重かったり、キャリーカートだったりすると、着いた先で荷物を預けるところを探したりしますね。場所が遠かったり、ちょうどいい大きさが全部使用中だったり、小銭を持ち合わせていなかったり。あと多いのは、持って行くもの、置いていくものを選別したいのに場所がない。地べたに荷物を広げている人も多いです。雨だったりすると辺りが濡れていたりして大変です。そんな時、軽いリュックなら苦になりません。荷物を預けるストレスから解放されるだけでなく、荷物を預けたり、取りに行ったりする時間も大幅に節約できます。

〇帰りに重くなるから

旅行へ行った先ですごく買い物する派です。特に民芸品が好きで、5000円のかごとか買います。デカくても買ったりします。工房のスタッフたちへのお土産もあります。可能であれば道中で一度宅急便で送ったり、土産物店から直接送ったりもしますが、それでも旅の最後のほうになると自分の荷物の中に入れます。それを加味していないと帰りが異様に重くなってそれこそ乗換で走れなかったりしますし、ただでさえ旅の終わりは疲れているのに、さらに追い打ちをかけることになってしまいます。そうそう、お土産の多い人は最初からキャリーカートの場所を開けていく人もいるそうです。そこのお土産を詰める。うちに来た中国人のゲストでそんな人いました。そういう時はキャリーカート便利ですね。走れないけど。

次回は具体的な軽量の実践のお話をしたいと思います。

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※息子いわく「早いだけではダメ、数ある路線の中でいかに華麗な乗換を見つけ、キレイな着地点で組むかが大事」とのことです。深いな。

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