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現地のニュース記事をうまく利用する

外国語に触れる時にどういう媒体を道具として利用するか。

私にとって以下の媒体や環境で見聞きする言葉はまったく違う道具です。


現地のニュース記事と記者会見・政治家の言葉・政府や自治体が出す資料(理解するには政治や社会議論の背景・国の制度やカルチャーを知っている必要がある)

大学の授業で使う文献(アカデミックな言葉で日常会話とぜんぜん違う語学の頭が必要とされると思う)

本(テーマによるけれど、内容によって違う読解力やボキャブラリーが必要)

日常会話(話し手の方言によって理解度がガラリと変わる)


個人的に一番難しいのは大学関連の資料。ノルウェー語は私は大学ですぐアカデミックな用語の世界に入っていたので、その後ジャーナリストとして政府資料やニュースを読むのは簡単に感じました。

私は仕事でニュースチェックが欠かせないので、夕方のニュース番組を視聴して、ニュース記事を読むことを毎日しています。たまに記者会見にも行く。

実はスウェーデン語やデンマーク語に関しては、私はニュースや記者会見のほうが理解できる。多分、政治ボキャブラリーに慣れているのと、ある程度の政策や国の政治の仕組みがなんとなく分かるから?

方言が人によって違う日常会話のほうが、集中力が必要でどっと疲れる。

ニュースに触れているのは趣味なのですが、この時間もよく考えれば語学勉強。

どうしてもニュースの中身を理解しようとするので、勝手にボキャブラリーも増えていきます。

最近チェックしている北欧5か国(ノルウェー、フィンランド、アイスランド、デンマーク、スウェーデン)のニュースアプリはこちら。

ロゴを見ただけで、どのメディアか分かる人は、かなりオタク度が高いかも。

こちらはよく見るアプリだけれど、他にも検索して色々なメディア記事を読んでいます。

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教科書をずっと読んでいるだけだと続けにくいかもしれないので、絵本でも現地の人とのメールでも、自分が無心に夢中になれる方法を語学スキルアップのための道具にするといいかも。

私は確か中学生の時は、世界各国の人と英語で文通をしていましたね。あの時はまだメールなんてなかったので。

最近は各国の政府のコロナに関する記者会見を見る時間が増えています。夏休みが終わって、政治家もお仕事に復帰。

コロナ関連でクリック狙いの感情をあおるニュースも一緒に増えていますが、いちいちパーソナルに捉えず、個人的な感情は沸き立たせず、たくさんある情報・資料の一部として、ぱぱっと読んでいる毎日です。


『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。