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私の外国語やる気スイッチ

私は外国語の勉強を途中で投げ出したり、大きく挫折するということがあまりないのですが、そのスイッチはなんだろう、と考える機会がありました。

他にもあるけれど、やる気の原動力のひとつが、「その外国語で何をしているのか」未来像が揺るがないことかも。

英語:
義務教育の一環だったし、得意な科目だったから、何をしているかといよりは、ただ楽しくて仕方なかった。オーストラリア留学とか楽しすぎて、日本帰るの嫌だった。

フランス語:
サークルに明け暮れて、上智大学の外国語学部フランス語学科は落第しそうになるほど成績落ちた。これは指定校推薦で入学した私に「フランス語でなければいけない理由がなかった」から。
でも「落第は嫌だ」と思って、1年間留学。高校の時にオーストラリア留学していたし、「自分は現地に行ったほうが話せる」とわかっていた。「1年もいて話せないなんてありえない」「外国語学部を卒業するからにはその言語が話せるようになっていて当然だ」と思っていたので、留学後は話せるようになっていた。

ノルウェー語:
ビザの更新がかかっていたので、できるかできないかとかの問題じゃなかった。「絶対話せるようになる」「また外国語語の勉強に時間を使うなんて冗談じゃないので、1年で話せるようになる」と、「当然のように」思っていた。むしろフランス語より文法が簡単なのが「ラッキー!」と思っていた。結果、1年もしないうちにノルウェー語で生活して、バイトの面接とか受けてた。

スウェーデン語とデンマーク語:
これも分からないとそもそもオスロ大学のメディア学の文献が読めない。周りの先生も「ノルウェー語と似ているから、大丈夫でしょ。簡単だよ」という意味不明な空気だったので、「できないだろう」「無理だろう」とか考える余裕なかった。「できて当然でしょ」の周りの空気に圧倒されて、おかげで取材までできるようになった。

フィンランド語とアイスランド語:
「北欧ジャーナリスト」と名乗るからには北欧を制覇したい。「それなら現地の言葉を理解する努力は当たり前」が私の仕事スタイル。というか政治と選挙は現地の言葉わからないと理解できない。だから絶対マスターする。取材相手へのリスペクトとして当然。私はそれでニュースを読んだり聞いたり、政府や自治体資料を読んだり、学校の社会科の授業見学にいずれ行っていると思っている。そもそもノルウェー語もフランス語もできたのだから、もはやこれから追加する外国語ができない理由が見当たらない。自分が大好きな選挙取材をするために、私はやる。

という感じで、「こんなんで大丈夫かな」「モチベーションが続かない」とか考えたりしない(その時間もったいない、私は忙しい)。他の人がどういう勉強法をしているのか調べるとかしない。

とにかく悩んだり落ち込んだりしている時間があったら、5分でも単語覚える努力をしていたほうが成長できると思っている。「どうやったら楽しめるか」ということは一生懸命考えている。私は淡々と「絶対話せるようになっている」前提で毎日を過ごしています。

同じ勉強スタイルでも「できないだろう」「できるだろう」と思っている2人では結果も違うと思う。

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秋田魁新報で連載が始まりました

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フィンランド語レッスンGimaraのレッスン動画が公開されています。
勉強中の私の様子はこんな感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=a98zqPpz0qI

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4/18-24の6言語の勉強時間 28.8時間

4/18-24のフィンランド語の勉強時間 18.4時間

フィンランド・ロシア情勢、NATO加盟のニュースを追っているので、公共局のニュースを見ている時間多め

4/18-24のアイスランド語の勉強時間 8時間

4/18-24のスウェーデン語の勉強時間 1.2時間

デンマーク語 1.2時間

ノルウェー語 0時間

英語 0時間

スウェーデン語とデンマーク語に関しては、取材のためにニュースを見るなど「仕事時間」とも重複しています。この2言語はノルウェーに移住して2009年からオスロ大学でも使用していたので、リーディングやリスニングは仕事では問題なし。今後の目標はノルウェー語に頼らずに「発音」できるようになること。

ノルウェー語で紙の本を読書している時間も記録してみます。記録することを覚えていれば。仕事でノルウェー語で書類やネットを見ている時間は含みません。

6・7月にオスロ大学大学院のサマースクールで「北欧のジェンダー学」を履修します。科目は英語。今から文献を読み始めるため、英語時間として記録します。

『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。