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「時間がない」から外語国語の勉強が進まないのか?

☆オスロでの紅葉。秋だね~。

英語、フランス語、ノルウェー語(おまけにスウェーデン語とデンマーク語)、そして今フィンランド語。

いくつかの外国語を勉強してきましたが、「時間がない」ということを私が言い訳として口にすることはほとんどありません。

他の人にとってどうかはわからないけれど、私にとって「時間がないから」外国語の勉強が進まないというのは言い訳でしかない。

たぶん「時間がない」という人は、借りに「24時間に1時間追加でフリータイムをあげますよ」と1日が25時間になっても、その時間を違うことに使う可能性が高い。

「時間がない」と思っている場合は、実は

モチベーションが足りていない

やる気や覚悟が足りていない

外国語の勉強過程でどうしても何度も出てくる「間違える体験」、「悔しい気持ち」、「人前で恥をかく体験」を避けたい

「勉強」=「辛い」と思い込んでいる

自分なりの楽しい勉強方法が確立できていない

なにかを「習慣」にすること、こつこつ続けることが苦手

外国語がどうして必要なのか、自分の中で明確になっていない

外国語という道具で「何をしたいのか」目標と未来図がはっきりしていない

「その言葉で外国で暮らせるようになったら、話せるようになったら」自分の世界がどれだけ変わるかが明確に描けていない

「その言葉が話せないことで」自分がどれほど多くの情報・体験・可能性を逃しているか気づいていない

仕方なくやっている感覚がどこかにあって、自分の中で本当はやりたくないと思っている

外国語ができない理由は自分ではなく、他人やほかのものにあると思っている

実は差し迫って外国語が必要ではない

外国に住んでいるけれど、近くに日本語や英語とかで手助けしてくれる他人や環境があるので、とりあえず甘えている(これは短期的な解決策にはなるかもしれないけれど、長期的に良い効果をうむとは限らない)

「勉強できない理由」探しばかりする癖がついている

今までの生活スタイルを一切変えようとせずに、そこに勉強時間をつっこもうとしている

効果がすぐにでることを期待している(外国語は自分で考えて議論できるようになるまでには時間がかかるよ~)

自分のことがよくわかっていない

……とかかもしれない。

というのも、本当にどうしてもその外国語が必要なら、もうやるから。

私の場合、大学の卒業やビザの更新がかかっていたから、もはややるしかなかった。

話せる外国語が増えれば、自分のスキルアップにもなるし、外国でより自立できるかは分かっているほうだと思う。

十分なモチベーション、外国語を話せるようになりたい理由、数年後に自分はどうなっていたいかの未来図がはっきりしていれば、

勉強する時間はなんとしてでも作るようになります。

移動時間、寝る前、どこかで勉強しようとします。

その代わりに何かをする時間を減らします。

本当にその外国語が自分に必要なら、1日をどう使うか、時間の優先順位が変わります。

毎日の生活に外国語の勉強を入れる場合、今までしていた別の時間をどうしても減らす必要がでてきます。ある程度の覚悟とかがないと「今までの生活」を変えるのは大変。

それを自分がしようとしていないなら、外国語がマスターできない理由は、「時間がない」からではなく、自分のマインドセットとか、他にあるのかもしれない。

私も自分のキャリアアップや暮らしの質の向上にまったく関係ない外国語を学ぼうとしても、続けられないと思います。

「時間がない」から外国語の勉強が進まないと思っている時は、本当に「時間がない」からなのか、ちょっと考えてみるといいかもしれない。

「勉強できない・しない理由探し」が癖になっていないか、ちょっと立ち止まってみる。



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